和紙は木から作られます
和紙の原料のひとつ、三椏(みつまた)。皮の繊維を使って和紙を作ります。 |
和紙の原料となる木で有名なのは、「楮(こうぞ)」「三椏(みつまた)」「雁皮(がんぴ)」の三つ。
これら木を原料とする和紙の特徴は、繊維が長くそのため強度が強く丈夫なところ。重要な書類に使われるのも軽くて丈夫という理由もあります。写真のプリントに使うのにも、耐久性は十分でしょう。
その製作工程は、まず原料を漬け置きした後、洗います。それを煮てから灰汁出しします。皮についている塵を取り除き、繊維をやわらかくするために叩き上げます。これで漉きあげるまでの準備が完了です。
越前和紙の紙漉き場。 |
この段階から紙漉きを行います。紙漉きの様子は、一度はテレビなどで見たことがある方も多いことでしょう。原料が入った水を桁(けた)と呼ばれる木枠にすくい上げるようにして漉いていきます。
最後に漉いた紙を圧縮させ水分を出し、乾燥させれば基本の部分は完成です。詳しくは、「越前和紙ができるまで」をお読みください。
次のページでは、和紙のたくさんの種類から写真プリントに合う紙を探してみましょう!