題材は身の回りにある
思わずドキッと引きつけられ撮りました。気持ちにひっかかりがあったものを撮る習慣をつけると次第に撮りたいテーマに近づいていきます。 |
被写体を特定したり、場所を特定すればいろいろ拘束されてしまいますが、自分の撮りたいテーマのヒントは身の回りにきっとあります。どこか特別なところに行かないと写真は撮れないというわけではないのです。
答えは自分の中に、とはよく聞くフレーズですが、まさにそれと同じことがテーマ探しにも当てはまるのではないでしょうか。『うめめ』では、街で起こっている出来事を一瞬切り取った写真ばかり。それは梅佳代さんの周りだから起こった出来事ではないはず。それに気がつくかどうかの違いだけです。
もし、なにを作品として撮ったらいいのかテーマを絞るのに迷っているなら、一度自分の身の回りを見直してみてはいかがでしょうか。思わぬ近いところに自分の興味の対象が転がっていたりします。それを探っていくことはきっと写真の作品作りだけではなく自分探しにもつながるのかもしれません。
『うめめ』から学ぶ撮影術 ポイント3
~撮りたい被写体のヒントは意外に近くに潜んでる
さて、『うめめ』の写真から作品を撮るためのポイントを探ってみました。これは『うめめ』の写真集からだけ読み解けることではありません。他の作品集からもまた違ったポイントを見つけることが出来るでしょう。
今回あげたポイントを作品として撮る上でのヒントにでもしていただければと思います。そして、梅佳代さんの次の作品集も楽しみです。
写真・テキスト 瀬川陣市
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