成功の兆しの例えとして「芽が出る」と言われるように新しい葉の誕生には勢いが感じられます。新緑の中にいるだけでひしひしと活力がみなぎってくるのが感じられます。それだけ新緑は人も元気にさせてくれるものです。
もしこの春先にいまひとつ気力が出ないというかたは、新緑を撮りにでかけませんか?すでに元気な人はさらにパワーアップしましょう。
今回は新緑を撮るときのヒントをレクチャーしてみたいと思います。
木漏れ日を利用しよう
木漏れ日などの逆光も上手に使えばとてもきれいに撮れる光線になります。 |
それです!その太陽に照らされてきれいな緑の葉を撮りましょう。
太陽の光が差し込むものを見上げるということは、よく言う「逆光」の状態なわけです。逆光では写真はきれいに写らないと思っている方は多いかもしれません。ですが、逆光は上手に活用すればとても便利できれいに写真が撮れる光線なのです。
まず、太陽光に透かされてきれい見える部分を探し出します。だいたい見当をつけたらその場所から直接太陽光が目に入らない場所を探してみてください。上手に他の葉や枝などの影になる部分にカメラのレンズを持っていければいいわけです。
太陽光が直接目に入らないポジションを見つけられたらカメラのレンズを向けてください。慣れてない方は最初からカメラを覗き込んで直接太陽光が目に入ると危険ですからまずは肉眼で確認してからカメラを向けるようにするといいでしょう。
きれいに緑の葉が透かされている部分を切り取ってみてください。いろんなパターンで撮れると思います。新緑の若い葉は色もまだ薄く光に照らされるととても美しく浮かび上がります。いろんな種類の葉で試してみるといいですね。
ミクロの視線でとらえてみましょう
クローズアップで写すとダイナミックさが増します。 |
きれいな形の葉や光の当たり具合がよい部分などを見つけたらその部分をクローズアップしてみましょう。
被写体までの距離が近くなる場合の撮影では、コンパクトカメラなら「クローズアップ機能」などがついていれば、設定をそれに合わせましょう。一眼レフの場合はマクロレンズを使うとクローズアップして撮ることができます。もしそれらの機能やレンズがない場合はいま持っているレンズでピントが合う一番近い距離を確認しておくと便利です。
クローズアップで撮るときは絞りを浅く設定して後方にボケを上手に作ると見栄えが引き立つ写真になります。絞りの効果についてまだあまり理解してない方なら撮ったあとに液晶画面で画像を確認しながら自分の好みのボケ具合を探ってみてください。
近い距離で自分が見たものとほぼ同じものがクローズアップで写真に撮れるとなかなか感動ものです。新しい芽や葉などこれから成長していくものを見つめているだけでもワクワクしてきたりします。そのワクワク感などを写真で表現できたらとてもいいですね。
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