ルアーフィッシング/ルアーフィッシング関連情報

エギングでディープを攻める!

今回は難しい水深のあるディープエリアを攻略します。冬から春に必須のテクニックなのでぜひ覚えてください!

執筆者:中山 一弘

エギングでディープエリアを攻略!

エギングでシャローを攻める!」に引き続き、アオリイカを釣るための講座第11回目。今回は、冬のエギングに必須のディープエリアを攻略します!

そもそもディープエリアって何?

26番
駿河湾のような特殊な地形の釣り場には岸からどん深のディープエリアが多い。深場を控えた釣り場を攻略できればエギングを周年楽しむこともできる。
アオリイカを含め、海の生き物は水温が低下すると安定している深場へ移動する傾向がある。そのため、釣り人も深いエリアを狙うことになるのだが、特にショアからのエギングの場合はポイントそのものが限られてくるからやっかいだ。

ガイドはショアからのエギングでは水深10m前後のエリアからがディープであると判断している。これは一概には言えないし、ガイドがよく行く関東近辺の釣り場では、これぐらいの設定でないと釣り場そのものが少なくなるという地理的要因もある。ちなみにボートや釣船から狙うのであれば、40m~60mともっと深場も狙えるが、駿河湾のような特殊な地形でなければそれも難しいだろう。ここでは10m前後のエリアに絞って解説してみたいと思う。

どうやってフォールさせるかがカギ

26番
フォール中のラインは潮流の影響を受けやすい。そのため着底の瞬間を逃すと、ラインはどんどん出てゆくことに…
ディープではエギが着底した瞬間が非常に分かりづらい。潮が動いてない状態で無風、そんな状況ならよく注意していればラインがストップする瞬間は分かると思うが、実際にそんな状況ではイカの活性も低く、釣れないパターンのケースになってしまいがち。潮の流れがあり、ベイトも多いときほど良く釣れるのだが、キャスト後、エギが着底した瞬間を見逃してしまうと、ラインが潮に引っ張られてどんどん流れてゆくので「あれ? 底につかない」となってしまうのだ。

もちろん、慣れてくればそんなときでも一瞬だけラインがストップしたり、フォール時のラインの出方と違った感じになるので着底の瞬間は分かるようになる。しかし、実際には分からないというアングラーが多いのが実情だ。

簡単に着底をはっきりさせるやり方としては、エギのサイズを大きくしたり、ディープ専用のエギを使って沈下スピードを早くすることや、シンカーを追加して一気に沈めるなどいくつかの方法がある。エギそのものを早く沈める方法は意外と効果があって、シャクリのリズムも付けやすくなるため高活性のイカには効果がある場合が多いのでオススメだ。

重いエギで着底の瞬間を見極めるにはロッドを立てて糸ふけを観察すると分かりやすい。リールのスプールに指を当てて軽くサミングしながら、ラインを放出。着底するとラインがたるむので、すぐに分かるのだ。風が強いときには不向きだが、何回かやってみれば着底は大体読めるはず。もちろん、このときもしっかりカウントダウンしておけば、あとは好きはフォームで沈めてやればオッケーだ。


着水後、ロッドを立ててラインを出す。重いエギだと潮流の影響を受けつつも沈もうとする力が強く働きラインの出がよい。

エギが着底すると、下へ行こうとする力がなくなるので、ラインがたるむ。この方法なら着底の瞬間がよく分かるのだ。

>>まだまだ続きます、エギングテクニック編!>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます