エギングでディープエリアを攻略!
「エギングでシャローを攻める!」に引き続き、アオリイカを釣るための講座第11回目。今回は、冬のエギングに必須のディープエリアを攻略します!そもそもディープエリアって何?
駿河湾のような特殊な地形の釣り場には岸からどん深のディープエリアが多い。深場を控えた釣り場を攻略できればエギングを周年楽しむこともできる。 |
ガイドはショアからのエギングでは水深10m前後のエリアからがディープであると判断している。これは一概には言えないし、ガイドがよく行く関東近辺の釣り場では、これぐらいの設定でないと釣り場そのものが少なくなるという地理的要因もある。ちなみにボートや釣船から狙うのであれば、40m~60mともっと深場も狙えるが、駿河湾のような特殊な地形でなければそれも難しいだろう。ここでは10m前後のエリアに絞って解説してみたいと思う。
どうやってフォールさせるかがカギ
フォール中のラインは潮流の影響を受けやすい。そのため着底の瞬間を逃すと、ラインはどんどん出てゆくことに… |
もちろん、慣れてくればそんなときでも一瞬だけラインがストップしたり、フォール時のラインの出方と違った感じになるので着底の瞬間は分かるようになる。しかし、実際には分からないというアングラーが多いのが実情だ。
簡単に着底をはっきりさせるやり方としては、エギのサイズを大きくしたり、ディープ専用のエギを使って沈下スピードを早くすることや、シンカーを追加して一気に沈めるなどいくつかの方法がある。エギそのものを早く沈める方法は意外と効果があって、シャクリのリズムも付けやすくなるため高活性のイカには効果がある場合が多いのでオススメだ。
重いエギで着底の瞬間を見極めるにはロッドを立てて糸ふけを観察すると分かりやすい。リールのスプールに指を当てて軽くサミングしながら、ラインを放出。着底するとラインがたるむので、すぐに分かるのだ。風が強いときには不向きだが、何回かやってみれば着底は大体読めるはず。もちろん、このときもしっかりカウントダウンしておけば、あとは好きはフォームで沈めてやればオッケーだ。
着水後、ロッドを立ててラインを出す。重いエギだと潮流の影響を受けつつも沈もうとする力が強く働きラインの出がよい。
エギが着底すると、下へ行こうとする力がなくなるので、ラインがたるむ。この方法なら着底の瞬間がよく分かるのだ。