穴場的存在!エギングでシャローを攻める!

前回「見えるアオリイカをエギングで攻略!」に引き続き、アオリイカを釣るための講座第10回目。今回は、エギングでは敬遠されがちなシャローエリアを攻略します!

あまり狙われないシャローエリア

アオリイカは深場が近く、変化に富んだ地形の場所に多く居る。一般的にこのように解釈されることが多いのだが、実際は他の魚同様、水深1m前後の浅い場所にも頻繁に訪れているのだ。潮通しが良く、水深もある防波堤や磯といった場所は定番のポイントであることは事実。しかし、そうした有名ポイントに行くとエギングを楽しむ人も多いうえ、他の魚を狙う釣り人たちもたくさん訪れるため大変混雑するケースが多く見受けられる。

逃げ場所として入ったゴロタ浜や小磯、あるいは堤防の根元付近などでロッドを出したことがある人なら分かると思うが、実はこうした何の変哲も無い浅いポイント、いわゆるシャローエリアは意外とチャンスに恵まれることも多いのだ。

水深が浅い分、フォール時間が短いので手返しが良いのもリズミカルな釣りができて楽しい。同じポイントで長く粘るのも悪くないが、反応を求めて次々とポイントを変えてゆくアクティブな釣りもスポーティーさが溢れていて魅力たっぷりだ。

シャローを狙って釣るには?

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干潮時には海底が露出するような場所でも、満潮時には立派なポイントになる。こうした穴場的ポイントは無数に存在しているのだ。
シャローを狙うには何しろエサとなるベイトと水温を意識することが重要になる。例えば、干潮時に50cm程度しかない場所でも満潮になれば1.5mあるいは2mになるところもある。こうした場所なら干潮時にはベイトが少なくても満潮になれば大挙して押し寄せるケースも考えられる。そしてアオリイカもベイトを求めてシャローに顔を出すことが多くなるというわけだ。

そうした場所ではもちろん満潮前後が狙い目になる。ガイドが良くいく釣り場では、満潮時の数時間だけエギングが楽しめるシャローエリアがたくさんあるが、これからはじめるみなさんにお勧めしたいのは、まず日中の干潮時に地形をよく観察しておくことだ。干潮時に周囲が明るければ、大きな岩や溝、あるいは海草が密集しているエリアなど、ベイトが集まりやすそうなポイントを視認しておくができる。このときの経験があれば、満潮になって海底が見えづらい時や、夜間でも格段に狙いやすくなるはずだ。

また、シャローエリア周辺の地形によっては外気の影響を受けやすく、水温の変化が大きいケースもある。海流が影響するためセオリーは作りづらいが、シャローを狙う際には水温計を持ち込んで、堤防の先など水通しが良い部分とシャローの水温を比べてみるのも面白い経験になるだろう。


ガイドは秋も深まった頃、エギもまともに投げられないような冷たい北よりの強風にさらされながら、水深2mを切る場所で満潮から下げの数時間の間にアオリイカをまとめて十数匹掛けたことがある。このときのポイントは、日中に暖められた海水が溜まっていた小さな湾の出口付近。このポイントのすぐ近くにはエギングで有名な堤防があり、実際に当日も釣り人が多かった。しかし、本命場所は寒風に吹き付けられ低活性のアオリイカに苦戦。ガイドも最初は本命場所でキャストしていたが、ふとその場所が気になり移動。案の定、下げ潮に引っ張られるように暖かい海水が動いていたため、良い釣りに繋がったのだ。こうしたケースはシャロー狙いの典型的な例といえるはずだ。

どんなエギを使う?

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シャローエリアではスローシンキングモデルが使いやすい。エギの品揃えが豊富な釣具店に行けばこのタイプが入手できる。
シャロー狙いの場合、エギはスローシンキングモデルが扱いやすい。通常なら3~4秒で1m沈むタイプが多いが、シャローではもっと遅い5~6秒で1m程度のものが扱いやすい。シャローに居るアオリイカは活性が高いことが多いので、フォールの途中でエギを引ったくるように持っていくアタリさえある。イカに抱きつくチャンスを多く与える意味でも、なるべくゆっくり沈むタイプを用意しておこう。もし、そういった製品を持っていなければ、現地でシンカーを削って調整することも可能。シンカーチューンの記事があるので、そちらも合わせて読んでおいて欲しい。

また、エギのカラーも豊富に用意しておいてほしい。活性が高い分、飽きられるのも早いことが多いので、少しでもアタリが遠のいたらすぐにカラーチェンジできるよう工夫しておくとよいだろう。

>>まだまだ続きます、エギングテクニック編!>>