アート・美術展/アート・美術展関連情報

注目の現代美術+オークション 実践編(2ページ目)

盛り上がりを見せるアートオークションのシーンを紹介するとともに、具体的な参加方法や実際の現場の雰囲気をお伝えします。

執筆者:橋本 誠

オークションに参加するには

カタログ
カンノサカンの作品《HW2001070》のページ
作品の基本情報だけでなく、解説もバイリンガルで掲載されている
オークションに参加する場合、まずはオークションハウスに問い合わせて出品作品が掲載されたカタログを手に入れたり、出品作品が展示される下見会(プレビュー)に足を運ぶ必要があります。

どちらとも必須ではありませんが、カタログには作家名や作品タイトル・サイズ・素材などの基本情報に加えて、サインや額装の有無など付加的に作品の価値にも関わる様々な情報が記載されていることが多く、下見会は実際にそれらを目で見て確認するための機会だからです。

作品にはオークションハウスが査定を行ったエスティメイト(落札予想価格)が設定されているので、参加者はこれを参考にしつつ、カタログや下見会で作品を確認しながら予算を立てることになります。

シンワアートオークションの場合、オークション開催の約3週間前にカタログが完成。申し込んでおくと自宅まで郵送されてきます。

今回のカタログには全出品作家の略歴と解説がつき、一部作品の紹介文も掲載されるなど、ちょっとした展覧会カタログ並みの情報量があり読みごたえがありました。

下見会
オークション下見会の様子
下見会は、銀座にあるシンワアートミュージアムで当日昼までの6日間実施。厳選された100点以上の作品が並ぶ様は、さながら展覧会としても楽しむことができます。

前回の「コンテンポラリー アート オークション」と同様に前夜祭「クラブナイト・プレビュー」も開催され、オークション参加者だけでなく、関係者からオークションに興味を持った学生の方まで様々な方が下見会を楽しんでいました。

オークション開催にあたって行われる下見会は、いちど人の手に渡ってしまった作品が公開される貴重な機会です。普通のギャラリーや美術館を訪れるのと同じ感覚で利用してみるのもいいでしょう。入場料もかかりません。

次のページでは、いよいよオークションの様子をお伝えします!
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