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神様っているの? スピリチャリズムの観点から見た神のお話

人間の歴史には古くから神さまの存在はつきもの。一方、神も仏も信じれなくなるような出来事が日常茶飯事に起こる現代。本当に神さまはいるのでしょうか? 一体、神とはなんなのスピリチャリズムのか。スピリチャリズムの観点から神さまに迫ります。

執筆者:永瀬 久嗣

神様っているの?

神様っているの?

神様っているの?

わたしたち人間は、大昔から神様の存在を信じてきました。そして、多くの人たちが、それぞれ自分たちの考える神様を信仰するようになると、宗教という概念が生まれ、やがて、宗教の違いは、争いを引き起こすことになります。

今世界中いたるところで繰り広げられている悲惨な戦争は、どれも多かれ少なかれ、宗教の違いに起因しているといっても過言ではありません。殆どの宗教では、神様は、人間を幸福に導くと説きながら、一方で、わたしたちは、神様を信じながらも、信じるが故に、殺し合いを行うこともあります。

一体、神とはなんなのでしょうか?

今回はスピリチャリズムの観点から見た神のお話です。
 
<目次>
 

アインシュタインも信じていた神様とは?

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アインシュタインの研究の目的は神様の存在を明らかにすることでした
みなさんは、神様の存在を信じますか?

なにやら、のっけから、なんとか教の勧誘のお兄さんみたいになってしまいましたが、ツキを呼び込み、人生を幸せに生きるには、神様のことをよく知っておかなくてはならないのはあたりまえ。

みなさんの中には、神様なんて信じない、無神論者の方々もおられることでしょう。でも、少し見方を変えてみると、だれでもが「やはり神様は存在する」と納得されることだと思います。

みなさんも、かの大天才科学者アインシュタインの事はご存知でしょう。アインシュタインの物理学の研究成果は、スピリチャルズムを科学的に解明する糸口をいくつも残してくれました。そんなアインシュタインが、明らかに神様の存在を信じていた証拠となるいくつもの文献が残されています。

彼は、ある語録で「私は、神がこの世界をどのように創造したのかを知りたいのです。私は、あれやこれやの瑣末な現象には興味ありません。神の考えが知りたいのであって、他のことはどうでもいいのです。私は、木切れの一番薄くて穴の開けやすいところを探し出して、そこにたくさんの穴を空けたがる科学者には我慢ができません。」(アーカイブNo.36-609 フレンチ他編「アインシュタイン」培風館)と述べています。

これ以外にも、アインシュタインの研究のモチベーションが、神の解明であったことが読み取れる多くの文献が残されています。ここで、アインシュタインの考える神様像を見てみると、どうやら彼は、神を、宇宙を創造支配するシステムのような存在と捕らえていたようです。

このアインシュタインの概念は、実は、基本的にスピリチャリズムにおける神様の概念と共通するものです。
 

神とは何か?

わたしたちを含めた大自然の森羅万象は、全て活動を生み出すことが出来るエネルギー粒子によって構成されています。大宇宙には、エネルギーの固まりである沢山の天体が、熱、光、電気、磁気、重力の相互作用によってバランスを保ちながら存在し続けています。

太陽系は、銀河系宇宙に属していて、火星、水星、木星、金星、土星、地球、海王星、冥王星、天王星の九(八)惑星と、衛星小天体を含め、太陽を中心に、自転公転の運動を続けています。

太陽は、一秒間に約二百万トンの石炭を燃焼するカロリーと同じエネルギーを地球に与えてくれています。この熱エネルギーが、海や川の水から雨を作り、植物は、雨の恩恵により育ち、CO2を吸収し、光合成により、澱粉、たんぱく質、脂肪などの栄養素を作っています。こうした、植物は、酸素を生み出すと共に、わたしたちの食糧となります。

一方、動物は、炭酸ガスや肥料の成分を植物に与え、ここに動植物間の生存の相互関係が成立しています。

スピリチャリズムの世界では、このような、一糸乱れぬ地球上の生存関係を、単なる偶然とはみなしません。

地球を含む大宇宙の運動や森羅万象を生み出すエネルギーには、その支配者が存在するはずです。その支配者とは、大宇宙の「意識」であり、その「意識」の持つ意志により、わたしたち人間を含む全ての存在が意味づけられていると考えます。

そして、その「意識」こそが、神様(Something Great)なのです。
 
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最近の研究では進化論に疑問が投げかけられています

無神論・一神論・多神論?どれが正しいの?

スピリチャリズムでは、神様とは、宇宙全体を支配する「意識」のことです。そして、その「意識」は、永遠に進化しようとする意志を持つため、分身である意識を生み出し、それに肉体を与え、人間という形で、学びの修行に旅立たせました。

神様と人間に関しては、ツキを呼ぶための基礎知識 その1もご参照下さい。

神様を語る上で、よく問題になるのは、神様は絶対唯一の存在か、或いは、複数存在するのかという議論でしょう。

それでは、スピリチャリズムにおける考え方はどうでしょうか?

スピリチャリズムでは、宇宙を創造した「絶対唯一の意識」を神としました。しかし、その神は、自分の分身を創造して、宇宙のあらゆる天体に送り出したのです。

ところで、ここで、宇宙のあらゆる天体という言葉を使いましたが、かの天才科学者ホーキンス博士によれば、この宇宙には、200種類あまりの太陽系に類似した銀河系が存在し、それらの中には、当然高等生物が存在しても不思議はないと言っているそうです。

スピリチャリズムにおいても、宇宙に存在する高等生命体は、人間だけとは考えません。

端的に言えば、人間よりはるかに高度の文明を持つ宇宙人も存在するだろうということです。このところ密かなブームである、退行催眠(前世の記憶を呼び戻すヒプノセラピー)の現場でも、前世が宇宙人の記憶を持つケースが多く記録されています。もしかしたら、わたしたち人間は、地球人を無事卒業すると、今度は、どこかもっと文明の高い星に生まれ変わるのかもしれません。

さて、話が少しそれましたが、宇宙を支配する神の意識は、絶対唯一でありながらも、分身である意識も沢山存在し、それらは、進化の度合いによっていろいろな性質を備えているとするのがスピリチャリズムにおける考え方です。

そうすると、神様は、唯一の存在であるとも言えるし、無数に存在するとも言えます。神道や仏教では、わたしたち一般人を卓越したレベルに到達した意識を神仏と呼び、キリスト教では、宇宙創造の絶対的な意識のみを神とみなします。

信仰による考え方はどうあれ、やはり神様は確かに存在するようです。そして、何よりも覚えておきたいことは、わたしたちも、その神の分身であるということなのです。
 

進化論を覆す科学の発見とは?

最後に神様に関連する科学的考察の最先端をご紹介しておきましょう。

みなさんもダーウンの進化論については、ご存知のことでしょう。今まで、人間は、下等生物から猿を経て人間へと進化したとするのが、一般的な考え方でした。

しかし、人間の進化に関わる科学の世界で大きなパラダイムシフトが起こりつつあります。

進化論の骨子となるのは、突然変異と自然淘汰であることは明らかですが、突然変異とはまさに「偶然」の極みとも言える出来事です。

しかし、アメリカを始めとする先進諸国では、「生命を維持するこれほどまでに精妙かつ複雑なシステムが、偶然によって生まれることは考えにくい」という立場が強まりつつあります。

そして、「生命が現在のようなシステムと形態を持つに至るプロセスには、なんらかの知的な設計者の存在を仮定せねば到底理解することが出来ない」との考え方を土台にインテリジェント・デザインという理論が生み出されたのです。

ブッシュ大統領も2005年8月の記者会見において、「公立学校では、インテリジェント・デザイン論を進化論とともに教えるべきだ。なぜなら、異なった二つの説から、どちらが正しいか、生徒自身に考えさせることは、教育的な意味がある」という主旨の事を述べています。

インテリジェント・デザイン論は、アメリカでは、非常に高名な多くの学者により支持されており、進化論にとってかわる理論となりつつあります。

それでは、インテリジェント・デザイン論における知的な設計者とは一体何ものなのでしょうか?

それこそが、スピリチャリズムで言うSomething Great=神様のことなのです。

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