被災をまぬがれた鳳凰(ほうおう)(金閣寺)
金閣の屋根の上には鳳凰(ほうおう)の形をした置物があります。これは金閣を創建した足利義満が、自身をモチーフに飾ったものです。少し長くなりますが、義満の考えを具体的に説明してみましょう。金閣はわざわざ手間をかけて、3層の異なる構造になっています。1番下の層が寝殿造であり、これは貴族のことを表しています。その上は武家造。つまり、武士のことですね。そしてその上には仏殿造。これは仏教世界のことです。さらにその上に自分を置くことで、貴族・武士・仏教の世界全てを支配しているということを示しているわけですね。
この鳳凰、もともと物語などで不死身の象徴としても昔から有名でした。実際に、金閣の鳳凰にも「不死身伝説」が残っているようです。過去に1度、金閣が焼き打ちにあって全焼した時も、たまたま修理に出されていて難を逃れたそう。よく見える場所まで来たら、鳳凰に向かって手を合わせておくのもいいかもしれません。
なんと金閣寺限定のキティグッズが!(金閣寺)
東京限定、あるいは大阪限定、というように、ご当地限定のキティはたくさんあります。もちろん、京都限定というキティグッズもたくさんあるのですが、金閣寺にはなんと「金閣寺限定」のキティグッズが! ファンならぜひチェックしたいところです。キティファンならそのプレミア感がよく分かるのか、若い女性には飛ぶように売れていきます。
東寺のマークに込められた意味とは?
右の写真を見てみてください。この雲のような変わったマークは、東寺境内の様々なところで目にします。これの意味はいったい何でしょうか?実は、このマークは「左」という漢字を変形して作られたもの。その昔、平安京には東寺と同じ規模の「西寺」というお寺がありました。御所から見ると、東寺は左側にあったことから「左寺」「左大寺」などと通称で呼ばれたそうです。その名残が、このマークなのです。
そう言われて改めて見てみると、「左」に見えなくもないような……? 仏教の修行をすれば、見えるようになるのでしょうか? 謎は尽きません。
■東寺
住所:京都市南区九条町1
TEL:075-691-3325
拝観時間:金堂・講堂は、8時~17時(16時30分受付終了)
宝物館・観智院は、9時~17時(16時30分受付終了)※季節により変動あり
拝観料金:大人500円