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09年注目の噺家ランキング(2ページ目)

All About落語ガイドが(独断で)選ぶ2009年注目の噺家ベスト5。 この5人を抑えておけば、あなたの落語ライフは充実すること間違いなし!

執筆者:清水 篤司

第3位:三遊亭 好二郎(さんゆうてい こうじろう)改め兼好(けんこう)

この人の高座は、なんとも心地よい。2008年9月に真打昇進し好二郎改め兼好となっています
風貌、話し方、そして絶妙な間を持っているので、寄席という独特の空間でじっくり聞きたくなる噺家さんです。この人が、(社)落語協会か(社)落語芸術協会所属なら、定席で引っ張りだこのはずでしょう。

サラリーマン等を経て28歳で三遊亭好楽に入門と遅めのデビューですが、二つ目時代から芸歴の浅さををまったく感じさせない、貫禄と芸の確かさで数々の落語賞を受賞しています。

2002:NHK新人演芸大賞出演
2003:NHK新人演芸大賞出演
2004:第1回 車力寄席グランドチャンピオン大会落語部門賞受賞
2006・2007:「にっかん飛切落語会」若手落語家表彰努力賞受賞
2007:「にっかん飛切落語会」奨励賞受賞
2008:林家彦六賞受賞

メキメキと音を立てるように高座ごとに、上手く、そして面白くなっていく過程を楽しめる大器。円楽一門の大看板候補の筆頭である三遊亭兼好を追っかけるべし!

第2位:桃月庵 白酒(とうげつあん はくしゅ)

恰幅のよい体格から着物が良く似合う高座栄えのする風貌
柳家三三と並び、(社)落語協会を背負う、未来の大看板候補の一人。現在の落語界のエースコンビ「さん喬・権太郎」の引き継ぐのは「三三・白酒」でしょう。

人情噺の名手・五街道雲助の弟子らしく、二つ目(五街道喜助)時代からその芸の確かさは折り紙つきで、軽い噺から長講の人情・怪談噺まで自由自在に演じます。ただ、芸の上手さばかりが目が引き、個性がなかなか見えずらい感がありました。

しかし、真打昇進と「三代・桃月庵白酒」を襲名した後は、本来持っていた個性が爆発!芸の上手さだけでなく、桃月庵白酒の色が目立ち初めてきた。

特に、この人のマクラは絶品。もともと、若手の中でもネタフリとしてのマクラの上手さは群を抜いていた。さらに真打昇進後は高座に余裕が出てきたようで、上手さに面白さが加わりマクラだけでも十分楽しませてくれます。

上手い落語が聞きたくて白酒を選ぶのではなく、白酒の噺が聞きたくて来るお客が急増中。 寄席の出演表で「桃月庵白酒」の名前が載っていたら、迷うことなく入場ください。入場料分の元は取れます。

【関連サイト】
徒然なるままに落語家・三遊亭兼好を応援するページ三遊亭兼好応援サイト
ほうむぺぇじ 桃月庵白酒桃月庵白酒公式サイト

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