どんな落語CDがオススメか?

古今亭志ん朝 特選独演会/CD18枚組+特典盤CD1枚+別冊解説書+特製桐製ラック:全31席ステレオ・ライブ録音。セット物落語CDをどれか一つと言われればこちらをオススメします
落語を聴くなら生の高座に勝るものはないですが、そうちょくちょく寄席や落語会に通うことはできないもの。いつでも好きなときに落語を楽しむ手法として最善の方法がCDで聴くことです。

といっても数ある噺家の中からお気に入りの一枚を選ぶの至難の業。また、どの噺家のどの演目がオススメ? と尋ねられても、薦めるほうも迷ってしまいます。

落語CDは音楽CDに比べて販売数が見込める商品ではないので、市販されている落語CDは相当な人気・実力が認められた噺家の選ばれた高座ばかりです。それゆえ、どのCDを選んでもハズレはないのですが、あえて言うなら「特定の噺家によるセット物CD」をオススメします。

なぜならセット物を販売できる噺家というのは高額な商品でも販売数が見込めるほど人気・実力が世間一般に認めれた一握りの噺家だけですので、その落語CDに、ハズレなんかあろうはずがありません(と思います)。

今回は大人買いして(たぶん?)ハズさないオススメの「特定の噺家のセット物落語CD」を紹介します。

志の輔らくごBOX

志の輔らくごBOX/CD5枚組み:新作3本、古典6本
私がまず進めるのがこのセットです。セット物落語CDの入門として最適のものです。

今現在、老若男女問わず一番聴きやすく、チケットが最も入手しずらい人気噺家の一人が立川志の輔です。このセットにはその志の輔の高座の中で選びぬかれた代表的な古典落語6本と爆笑必死の新作落語3本が納めらており、落語の面白さがバランスよく詰まっております。

また値段も¥10,000とセット物としては手軽ですので、自分のために購入するのもいいですが、落語に興味を持たれた方にプレゼントするのはいかがでしょうか?

柳家小三治 新選独演会

柳家小三治 新選独演会/CD12枚組+別冊解説書+特製カートンボックス
現役の噺家で「名人」と呼ぶことができる数少ない噺家の一人が柳家小三治。その小三治の至極の各高座をCDで収録。

古典落語(13席)の各演目はどれも素晴らしいの一言で、CDから聞こえる音だけで古典落語の世界へ誘ってくれます。古典落語の決定版といえる内容のCDセットなっております。

セットの中で、一押しなのが、マクラが長すぎて「随談」(小三治の体験に基づく地話)となった「めりけん留学奮戦記」「ニューヨークひとりある記」「玉子かけ御飯」「駐車場物語」 の4席。

どれも小三治のたわいもない日常生活や体験記を面白おかしく話しているだけなのですが、一つの物語のようによくできていて、良質な新作落語として楽しめます。柳家小三治の和芸の幅広さを実感できます。

次ページでは桂文珍と立川談志のセットCDを紹介します。