『旅するジーンズと16歳の夏』を観ました
その夏、わたしたちは生まれて初めて離れ離れになった―。
『旅するジーンズと16歳の夏』(2005)[Sisterhood of the Traveling Pants]アン・ブレイシェアズの大ベストセラーの待望の映画化! なんだけど原作を読んだ事がない南。映画は、原作を知らなくても楽しめました。誰もが経験した事のありそうな青春ストーリー。あまりに観終わった後の気分がいいので、早速原作を読んでみる事にしました。「トラベリングパンツ」「セカンドサマー」「ラストサマー」の3冊とも翻訳版が発売されていました。 <<カルメン、ブリジット、リーナ、ティビーは共に育ち、喜びも悩みも分かち合ってきた仲良し4人組。彼女達の出会いはまだ母親の胎内にいるころから始まっている。同じ時期にエアロビ教室に通っていた4人の母親は、同じ時期に出産。4つ子のように仲良く育っていった。高校生になった夏、初めて別々の夏休みを過ごす事になる。なぜかスタイルの違う4人にピッタリのフィットする古着屋で購入したジーンズ。それを友情の絆とし、1週間はいて、その間に起きた素晴らしいことを報告するのと一緒に、このジーンズを次の相手に送るというものだった。 こうしてジーンズはギリシャ、メリーランド、サウス・カロライナ、メキシコと旅することに。 >> 観始めるときっと、それぞれのお気に入りキャラがはっきりしてくると思う。(掲載写真順に登場人物を紹介)⇒ビーチにブロンド青年と座っているのはビーことブリジット―サッカーキャンプに参加。⇒花婿衣装の男性(父親)と一緒のラテン・ビューティーはカルメン―普段は母と同居し離婚した父と楽しい夏を過ごすつもりが…。⇒港で立ち話をしている風なのはギリシャ系のリーナ―ギリシャ語は得意ではないが祖父母の元ギリシャのサントリニ島で夏をすごす。⇒そしてパソコンに向っているストレートのロングヘアはティビー―4人のなかで一人だけ地元に残り、スーパーでアルバイト。そしてドキュメンタリーならぬ惨めさを綴ったミジメンタリー映画を撮ること。 個人的にはリーナの恋、ティビーとベイリーの友情と別れ、カルメンの愛情の順にキュンキュンしていた気がします。4人ともとーっても可愛いのに、全然完璧じゃなくて…そこがまた実に可愛らしい。高校生の頃を振り返ると「自分」が中心で、こんなだったよね、と思えるし、一生懸命な四人に頑張って!とエールを送りながら観ているのでした。少女4人の青春映画の傑作としていいと思います。ブリジット役を演じたブレイク・ライブリーさんは映画デビュー作とは思えないほど原作のブリジットが持つ魅力を120パーセント表現。 ロケは68箇所で行われているのも驚きです。1日に2、3箇所で行っていて、準備のために6から9箇所をまわっていたそうです。それだけの努力がしっかりと実っています。レーナとコストスの関係以外はほぼ原作に忠実ですね。同じキャストでの続編も観てみたいです。[2005/9/14] |
『旅するジーンズと16歳の夏』 |
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