
さてそんな比嘉さんの考えるオズワルド像とは?
「全然、なにもない(笑)。というのも、『オズワルド』の原作者(ダン・ヤッカリーノ)だけに聞こえるオズワルドの声ってあると思うんですよね。だからオズワルドの絵を見て、オズワルドの気持ちになって、そこから感じ取れる声を自分の中から出すしかないなあと。だからあえてなにも考えずに本番に向かいましたね」

「4話のゴーカート・レースの最後。つぎつぎと車が故障するヘンリー(ペンギン)、デイジー(お花の女の子)、それにフタゴ・タマゴを、オズワルドは自分の車に乗せるんだけど、最後バスター(カメ)を抜いちゃうんだよね。俺としては“バスターを抜くのか、抜くのか、抜いちゃった……、ゴメン”という気持ちがあったわけ(笑)。だから表彰式でバスターにもアイスクリームをあげたときは、“よかったあ~”って気持ちになりましたよ(笑)」