サンプラーの登場
番長:この辺りで、サンプリングとデジタル楽器の登場について、田中さんがジャーナリスティックな見地で、松前さんが音楽家としての見地で当時の状況を説明。
サンプラーの登場は、シンセサイザーの「実際の楽器をシミュレート出来る」という役割を代替・強化した訳で、特にリズムの打ち込みが一般のポップスにも普及したのは、サンプラー登場以降ですよね。
まずは、ツカミで、従来のニューウェイヴバンドが、サンプリングを取り入れた最初期の例として、OMDの「Crush」 「This Is Helena」を紹介。
サンプリングのみで構成された音楽例として、Art of Noise 「Beat Box」と「Into Battle」、Art of Noseを音源制作チームとして活用した好例として、マルコム・マクラーレンのソロ「First Couple Out」。そして、サンプリングが普及した典型例としてYesの「ロンリーハート」でのオーケストラヒットの使い方の巧みさ。
先生:
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神よ、私の身体に何を・・・ |
番長:
あと、究極のサンプリング音楽として、日本のコマーシャル音源をサンプラーでリミックスしたホルガー・ヒラーの「Fresh Young Girls In Commercials」(「このように、既存の素材を組み合わせた面白さって、今日のニコニコ動画に共通するものがありますよね」とコメントする田中さんに対し、「あの、この曲、(サンプリングの著作権などで)今なら、マズくないっスか・・」とツッコんでいた松前さんとの対比が良かったです)
そして、フライング・リザーズの「Sex Machine」。
最後に質問コーナーがあり、様々な方が様々な質問をしていましたが、僕も一つ、質問しました。
先生:
さすが勉強家!