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北国のメルヘン王子~Mu☆Mu(2ページ目)

ハンカチ王子?ハニカミ王子?いえ、メルヘン王子、Mu☆Muさんの登場です。Shi-Shonenを髣髴とさせる胸キュン・テクノポップの世界でとろけましょう。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

メルヘンポップ

ガイド:
でも、意外とメルヘン主義のテクノポップというのは、過去にそれほどなかった気がします。松本伊代の「TVの国からキラキラ」などアイドル歌謡なら思いつくのですが。ジューシィ・フルーツがちょっとそうかな・・・「メルヘン月夜にキス3つ」というのがありますね。Mu☆Muさんにとってもメルヘンの金字塔的曲は?

Mu☆Mu:
テクノポップというカテゴリではなかなかすぐには思いつかなかったのですが、80年代後半から活動していたバンド、GO-BANG'Sの「アイスクリームマン」という曲がキュン☆ってきました。GO-BANG'Sの出身地が北海道だと知った時は勝手に嬉しくなりました。ちなみにこの曲はライブでカバーした事もありますよ♪また機会があればやりたいなーって思っていたところです。あとは、CASCADEの「スーパーカー」という曲もちょっとテクノポップの要素もある感じでキュンキュン☆です。

ガイド:
ラストの「トリコロールの星をみつけた」の歌詞にも出てくるメルヘン王子ですが、Mu☆Muさんは北国のメルヘン王子と呼ばれているようですね。北欧の音楽がとてもメロディアスなように、Mu☆Muさんの作品はとてもメロディー重視ですね。やはり北国出身である事に関係しているように思われますが、どうでしょうか?

Mu☆Mu:
北欧の音楽は好んで聴いたりしますし、自分の出身地が北国というのも意識してメロディアスさを出すことは少しだけ意識したりしてます♪それと音楽を好きになったきっかけなのですが中学の時、音楽の授業で「リコーダーで作曲」というのがあってそれがとても楽しくて作曲して形にしたいという思いからだったのですが、リコーダーで作曲となると単音じゃないですか。つまりその単音のメロディが良くないといけないのでそういう意識が身についたのかもしれません。ちなみに僕の曲「TOY★BOX」の歌いだしの部分のメロディは中学の授業中に作ったメロディだったりします。

メルヘンの受難

ガイド:
自分のメルヘン度が高いと気づいたのはいつごろですか?

Mu☆Mu:
2003年くらいに気づきました。それまでも周りからは「メルヘンだね」とか「夢見がちだね」って言われてたのですが自分では「そんな事ない」と思っていて。でも新しく歌詞を作る時もそういうようなことしか考えてなくて、やっぱりあの時言われていたのは認めるしかないかもって(笑)なのでそれ以来こういう雰囲気でやっていこうかなと思いました!

ガイド:
Mu☆Mu
一般的尺度からすると、メルヘンというのは少女のための物という固定観念があります。男性でメルヘンなライフスタイルを追求していく上で、良かった事、難しい事(つまりメルヘンの受難ですね)があれば、教えてください。

Mu☆Mu:
良かった事といえば男性ではこういう感じの人があまりいないので、ライブハウス等で浮く事でしょうか。あ、でも難しい事も浮く事です(笑) 女性に生まれていれば・・・なんて考えた事もありますが、性別や性格は簡単に変わらないのでこれからも夢見がちな少年をやっていこうと思います。
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