YMO研究本
ひとつのバンドやアーティストに関する書籍の数というのは、そのバンドの価値を考える場合ひとつの尺度となります。例えば、ビートルズに関する本というのは日本語のものだけでも数え切れないほどあります。僕もビートルズ本を一時集めていたのですが、継続すると部屋がビートルズ本だらけになるので、やめました。今回は、新刊書『YMO GLOBAL』(私も参加させていただきました)発売を記念して、YMO本を時系列で紹介したいと思います。YMO本といいましても、写真集、メンバーが書いた本、YMO特集の雑誌などがありますが、今回はYMOを解説したり、研究している本に絞ってみたいと思います。
YMO Book Young Muzak Ozisan
YMO Book |
【発行】学研
【定価】1500円
こちらについては、「ほぼYMO雑誌というサウンドール」で書きましたが、YMO雑誌とも言える月刊誌「サウンドール」の特別編集号です。でも、本と言っていい内容です。
意外なことに、『OMIYAGE』『sealed』といった写真集を除くと、YMO活動期に出版されたYMO本は限られています。通称「YMO弁当」と呼ばれるアルファが作った『YMO資料集』(1981年)というのもありますが、一般販売されていませんし(持っていないし)。
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
テクノドン
テクノドン |
【発行】小学館 後藤繁雄(編・著)
【定価】1400円
YMO関連書籍は廃刊の場合、値段がつり上がる傾向にありますが、これは一般の古本の値段で買えます。希少価値の無さ(逆にそこそこ部数が出たのかも)と再生YMO中心だからでしょう。アルバム『Technodon』での「YMO再生」プロジェクトに於けるメンバーの発言集。編集者の後藤繁雄はアートプロデューサー(「アートプロデュース入門」の本も書いています)で、その後も教授との『skmt』『skmt2』などを手かげています。