テクノポップ/アーティストインタヴュー

幻のテクノポップバンド~MENU(2ページ目)

MENU・・・名前は知らなくても、80年代CM曲で聴いた人も居るはずです。ちわきまゆみさんとの二人ユニットとしてデビューしたMENUについてリーダーの星渉さんに、当時のシーンを知る上でも貴重な話を伺いました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Le Menuを解明する

ガイド:
このサイトで初期MENUとも言えるLe Menuについてもかなり解明されましたね。MENUは星さんとちわきさんの最小限ユニットですが、Le Menuは5人のバンド編成だったんですね。ライヴ映像や音源で検証してみると、無国籍風ニューウェイヴ・バンドの色合いが強いですね。デモテープとして今回公開した「ポケット」や「ジャングルハッスル」は、ジャングルビートで・・・新鮮な驚きでした。リズム重視だったんですね。
Le Menu(京極、ちわき、内田、鈴木、星)


星:
ええ、それはLe Menuを結成した当時の世界的な音楽状況も反映されていますよね。Talking Headsの『Remain In Light』とか、Bow Wow Wowとか。特にそういった流れに敏感だったのがドラムの京極やキーボードの理恵(内田)でしたね。僕自身もエイドリアン・ブリューとか、かなり影響されましたね。MENUとしてレコードデビューする時には、そういった流行は過去のモノとなり始めていましたが、Le Menuの頃のサウンドも再現したいと思い、ドラムマシンやシンセを弄りだしてテクノという手法に接近していったんです。

ガイド:
Le Menuには、後にPink TankそしてDe-LAXを結成した京極輝男(常世)さんと鈴木正美さんも居たんですね。彼らとLe Menuとして続けなかった理由というのは、方向性の違いとありますが・・・ 確かにPink Tankの方が、よりストレートで歌謡曲的にポップ志向な気がします。

星:
う~ん、それに関しては明確な理由というのが思い出せないんですよ(笑)。
ただ、僕が立ち上げたHPにも書いてありますが、Le Menuとして多くのレコード会社からオファーをもらったのに、なかなか契約まで至らないというジレンマというか焦りがバンド内にあって、そこから今後の音楽的方向性とかキャラクター付けとかを話し合っている内に、少しずつズレが生じていった、ということだったと思います。それと失礼な言い方になっちゃうかもしれないけど、Pink Tankは、どちらかというと企画モノ的なユニットだったようですね。彼らが本気でアレをやろうとしていたとは思えないんですが…。おそらくDe-LAX に至る布石として必要な行動だったんでしょうね。

あ、そう言えばコレは初の発言になると思いますが、当時、De-LAXのギタリストとして参加しないかという打診も受けていたんですよ。
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