「ガール・グループ」というのは、50年代後半~60年代にかけてアメリカ(イギリスやフランスにもありました)を中心に花開いたシュープリームスやザ・ロネッツ、クリスタルズなどを指すジャンル用語でもありますが、ここでの「ガール・グループ」とは単なるガールの集団です。ところで、Wall Of Soundを生み出した、ガール・グループの最重要人物であるフィル・スペクターは、やばい事になっていますね。セクシー・ガール・ソロはまた別に機会にしたいと思います。
日本に於けるセクシー・ガール・グループの元祖は、誰だろう? 1963年に渡辺プロダクションが設立した東京音楽学院の生徒によって構成されたスクールメイツあたりでしょうか? アイドル養成所となりましたが、スクールメイツはガール・オンリーでなかったし、セクシーというより健康的。だから、元祖失格。じゃあ、誰なんだ?
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「黄色いサクランボ」は、スリー・キャッツ(ストレイ・キャッツじゃないよ)が1960年にヒットさせた曲のカヴァーです。という事は、スリー・キャッツがセクシー・ガール・グループの元祖。まぁ、トリオですが。これは、松竹映画『体当たりすれすれ娘』(なかなかしゃれたタイトル!)の主題歌です。熱心なセクシー★ジャケの読者なら、覚えておられるかと思いますが、後にAVギャル・カルテットのチェリーボンバーズが再々カヴァーして、ヒットせず。ちなみに、RaCCo組も、ゴールデン・ハーフがカヴァーした「レモンのキッス」を再カヴァーしていますね。
後に、ゴールデン・ハーフの2匹目のどじょう的グループ、ゴールデンハーフ・スペシャルが結成されます。エミリー、リンダ、トミー、ナンシーというカルテット(後にトリオとなる)で1976年に『ゴールデン・ハーフ・スペシャルのキューティ・パイ』でデビュー。皆さん、ハーフだったんでしょうね。しかし、僕の記憶にはこのグループほとんど無いので、何も言うことがありませんが、セクシー度はそれほど高くなかった気がします。この時期に於いては、すでにオリジナル・ゴールデン・ハーフのメンバーたちはそれぞれの道を歩んでいます。マリア・エリザベス(→森マリア)は、「Gメン'75」や「仮面ライダー」などで女優として活躍。高村リナは、日活ロマンポルノ『修道女ルナの告白』(1976年)で主演。他の二人は知らない。