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ニューウェイヴ再構築~Part 3 エレクトロクラッシュ・ギャルズ(3ページ目)

女子レスラー特集ではありません。「エッチな看護婦さん」、Miss KittinからPeaches、Chicks On Speedなど、エレクトロクラッシュ・シーンでは女性が大活躍。放送禁止用語連発しちゃだめです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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僕には3人娘に対するトラウマがあるのですが、この3人はそんな美しきトラウマを破壊してくれます。ミュンヘンを本拠地で活動する、Melissa Logan(NYC出身)、Kiki Moorse(ミュンヘン出身)とAlex Murray-Leslie(シドニー出身)の3人組。写真のアルバム『We Save Us All』(2000年)にも収録の『Euro Trash Girl』という曲を歌っているのですが、その曲名通りの掃き溜め系。コスチュームももろに今では恥ずかしいアート過剰な80年代ニューウェイヴ。サウンドは、ヘタウマ系テクノ・パンク。グレース・ジョーンズもカヴァーしたThe Normalの『Warm Leatherette』もへなへなカヴァーしています。

Chicks On Speed自体は帰ってきたThe B-52'sという表現が似合うわけで、当然と言える『Give Me Back My Man』『Strobe Light』などの4曲入りThe B-52'sへのトリビュート『Chix-52』(2000年)をリリースしてます。ケイト・ピアソンは、NiNaとか訳の分からんJ-POPユニットを日本でやっているより、Chicks On Speedとかとやって欲しいものです。

これは、33曲入りアルバム『The Re-releases Of The Un-releases』(2000年)です。左端は目がいっちゃってます。真ん中は意味もなく電話。右端はぼこぼこに殴られたようです。

ドイツのエレクトロニカ系Kreidlerとも変なセッション・ミニアルバム『The Chicks On Speed / Kreidler Session』(2002年)を出しています。最初聴いた時Chicks On Speedらしくないので、ちょっと引き気味でしたが、聴きなおしてみると、やっぱり入り込めません。

そんな思いを吹き飛ばしてくれるのが、最近リリースされた12インチ・シングル『Fashion Rules!』(2002年)です。Daft Punkの『One More Time』を出だしと終わりで微妙なサンプリングしたキャッチーなテクノディスコ仕様です。Chicks On Speedは、11月22日にはCLUB CITTAにて電撃ネットワークなどとライヴを敢行しました。
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