またも大物バンドの再結成のニュースが飛び込んできた。今度は90年代のハードロック界のスーパーグループ、MR.BIG、それもポール・ギルバートを加えたオリジナルメンバーでの再結成だ。2月9日に東京のハードロックカフェで行われた記者会見では、6月の来日公演ツアーの詳細や、究極のベストアルバム、ライヴ盤など今後のMR.BIGの活動予定が発表されたほか、メンバー4人が登場してアコースティックライヴも行われた。

デビュー20周年、オリジナルメンバーでの再結成が実現


MR.BIGが衝撃の1stアルバム『MR.BIG』でデビューしたのは1989年。デビュー10周年の99年にはギタリストのポール・ギルバートが脱退、そして2002年には解散を発表した。それ以降、“再結成してほしいバンド”といったアンケートをとるとつねに上位にランクされていたMR.BIGだったが、ついにデビュー20周年という節目の年に、再結成を発表した。

MR.BIG
1989年の衝撃のデビューアルバムから20年、再結成を発表したMR.BIG
MR.BIGはこれまでにも再結成のウワサが流れたことがある。ただ、バンドの柱だと思われていたポール・ギルバート脱退後にもMR.BIGは活動を続けていたし、そこで出した5枚目、6枚目のアルバムも大ヒットして成功を収めてきた。一方でソロ活動に重心を置きたいといって脱退したポールの活動も順調だった。だから、再結成といってもポールが参加してのオリジナルメンバーでの復活は可能性が低いのではないかと考えられてきた。ただ、以前ポールと話したとき、“以前のバンドも機会があればまたやりたい”と言っていたから、“一回限りの再結成ライヴ”といった形ならあり得るだろうと思っていたのだが、オリジナルメンバーでの再結成、そして本格的なツアーという、こんな大がかりな再結成が実現するとは驚きだ。

会見ではまず、世界で最初に日本で行われる再結成ツアーの日程が発表された。過去の来日公演ではどの会場もつねにソールドアウト、追加公演、再追加公演も当たり前というMR.BIGだけに、6月5日の札幌からスタートし、名古屋、大阪、福岡のほか仙台や金沢、広島を回って6月20日の東京、日本武道館まで全国を走り抜けるという、大きなツアーとなっている。また、最終日の日本武道館の公演は、ライヴ盤としてリリースされる予定もあるという。

さらに、“究極のベスト盤”も発売されることになった。これはメンバーだけでなくファンも選曲に参加できるというベスト盤で、近日オープンするワーナーミュージック・ジャパンのWebサイトから投票により選曲に参加することができるという。このアルバムは4月22日に発売予定となっている。また、オリジナルメンバーの4人が作った初期の4枚のアルバムもリマスタリングされ、高音質のSHM-CDとなって再発されることが決まった。現在、ボーナストラックを追加することも検討されているというから楽しみだ。