その後のSUGAR BABE~メンバー近況
それでは、ここで2人の主要メンバーと、プロデュースを担当した大滝詠一の近況を。まずは、レディ・ファーストということで…DVD付絵本 『金のまきば』 坂井治:画、大貫妙子:ストーリー、歌 etc.。テーマは「こころにあいた穴」。人生に少し迷っている人にそっと贈ってほしい、ガイド・イチオシのプレゼント推奨作品です |
ファンからは「ター坊」の愛称で呼ばれる大貫妙子。アルバム『One Fine Day』の強者レコーディング・メンバー(Febian Reza Pane、沼澤尚、森俊之、沖山優司)を率い、ユニットK'DO(カドォ)として廻った秋のツアー、毎冬恒例のPure Acousticコンサートも大好評のうちに終えた彼女ですが、今、FMで深夜番組のDJを担当しています。
J-WAVEの「NIGHT STORIES」という番組がそれで、180分の番組で25曲もかけてしまう、昨今のパーソナリティーというよりは昔ながらのディスク・ジョッキーと呼びたくなるスタイル。深夜になごめる選曲の良さで楽しませてくれます(2006年3月30日終了、2006年10月05日 「THE UNIVERSE」 というタイトルで再開)。
レコード・コレクターズ 2006 01月号:特集 SUGAR BABE 「せめて曲だけでも聴いて欲しい」…山下達郎インタビューで読める、『SONGS』というタイトルに込めた思いにジーンとしてしまいました |
グループ解散後「RIDE ON TIME」、「クリスマス・イブ」等のヒットでその地位を不動にしたシンガー・ソングライター山下達郎。1980年のアルバム『ライド・オン・タイム』で「MY SUGAR BABE」という曲も歌っています。
オリジナルとしては7年ぶりの発売となったアルバム『SONORITE』はKinKi Kidsに提供した「KISSからはじまるミステリー」のセルフ・カヴァーも話題、同時期のインタビューでは『シュガー・ベイブに戻ってみたい。若い固定メンバーでね。』(太字部分はガイドによるもの)というター坊が聞いたらツノが生えて(笑)しまうのではと心配になるような発言(asahi.comインタビュー記事より)もありました。
大滝詠一 『増補改訂版 オール・アバウト・ナイアガラ』 左記データ本の2005年版がこちら。2001年版に約5年分の情報を追加して、さらに濃く、厚く、重くなっています |
1981年発表のJ-POP永遠の金字塔アルバム『A LONG VACATION』(通称「ロンバケ」)の作者としても知られている大滝詠一。
多方面にわたる深い造詣がプロデュースをはじめとする音楽活動に集約、反映される為、その世界にハマって抜け出せなくなるファン多数。立ち読みを拒絶する重量を誇る、700ページ超のデータ本が出版されている数少ないアーティストの一人です。
ここ数年は前出「ロンバケ」の20周年記念盤や、有名な「A面で恋をして」を含む『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』の20周年記念盤等、自身のレーベル「ナイアガラ」から発表した作品のリマスターを手掛けており、今回の『SONGS』30周年記念盤もその一環として発売されています。
「MY SUGAR BABE」を見つけよう
今やプロフィールを書くのもおこがましい元メンバーの皆さんですが、ここで忘れたくないのは、彼らが当時から大御所だったわけではないという事。今晩あなたの街のLIVEハウスで未来のSUGAR BABEが歌っているかもしれないし、もうすぐ廃盤になりそうなCDが未来の『SONGS』になるのかもしれません。
あなたの「MY SUGAR BABE」。
「いつも通り」の「蜃気楼の街」で「過ぎ去りし日々」を想い「ためいきばかり」ついていないで、「すてきなメロデイー」 や「SHOW」を見つけるために、「風の世界」を感じるために、「DOWN TOWN」へくりだそう!
【All About内関連リンク/記事】【関連リンク】
- 大貫妙子 オフィシャル・サイト
- 山下達郎 オフィシャル・サイト
- 大滝詠一 オフィシャル・サイト
- HMV シュガーベイブ バイオグラフィー
- Net-Sprout !
村松邦男他主催のデモテープ・オーディション・サイト。「あるバンドの物語り」でSUGAR BABEの歴史が読めます。 - レコミンツ 「ミンツ・マガジン」特別企画『シュガーベイブ外伝』
中古盤店レコミンツのWEBマガジン「ミンツ・マガジン」のSUGAR BABE特集。長門芳郎×村松邦男×野口明彦の対談が読めます。
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ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。→次のページ は「BONUS TRACK」です。