筆者も実食。うれしくも悩ましい4杯目
筆者も早速、実食させていただくことにしました。若女将に教えていただいた通り、4等分し、その一角をお茶碗によそいます。そして、1杯目はオーソドックスにそのまま。と……う、ウマい! ひと口食べた瞬間、こってりしたタレの甘辛いコクが口中を支配し、なおかつ備長炭の炭火焼ならではの香ばしさが広がります。うなぎは細く刻まれているのに、ふんわりとした柔らかさが保たれています。これだけでお櫃一杯分食べられそうです。2杯目はねぎ・わさび・のり、3種類の薬味をかけて |
タレの甘みとわさびのツンとした辛みの混ぜんとした味わいがたまりません。うなぎのこってり感が和らぐことで味に大きな変化がつき、ますます飽きずに食べ進むことができるようになるのです。
3杯目はダシをかけてさらさらとかき込む |
以上3通りの食べ方には、それぞれ全く異なる魅力にあふれています。そして、3通り味わったところでもう1杯分残っている、これが実にうれしい! と同時に、実に悩ましい!! どの味も甲乙つけがたく、どれももう1回味わいたいのですから。筆者は結局決めかねて、残り1/4をさらに3等分し、もう一度3つの美味を食べ比べしました。セコい? いえいえ、こういうお客さんは決して少なくないそうです。
皆さんも実際に味比べして、自分だけの黄金配分を見つけてみてください。
3店舗とも行列必至。待ち時間を短くするコツは?
本店から歩いて3分の神宮南門店。一部、予約もできる |
「開店の11:00前から並ぶお客様も多く、すぐに満席に。3軒ともに11:30~13:30頃までのピーク時は平日でも30分待ち、休日ともなると1時間以上お待たせしてしまうことも珍しくありません」と若女将。
何とか少しでも待ち時間を少なくしたい。そのための攻略法はないのでしょうか?
松坂屋店は休憩なしの通し営業なので、ピークタイムを外しやすい |
神宮南門店の予約は当日でも可能ですが、席数はごく限られているとか。早めに予約を入れ、なおかつ時間にゆとりを持って来店することをおすすめします。