『』奥さまは魔女』にも名子役が登場子役に双子が多い理由多くのTVドラマや映画の撮影スタジオがあるカルフォルニア州の児童労働法では、生後15日までは働けないことになっています。15日目からエンターテイメント労働許可が下りることになっており(医師の許可も必要なケースも)、これを取得してからオーディションを受けることになるのです。また、・生後15日から生後6ヶ月 一日2時間まで・生後6ヶ月から生後2歳 一日4時間まで・生後2歳から生後4歳 一日6時間までしか働けないことになっており、他にも「1回の撮影は20分まで」「トレイラーに看護士が待機していなければならない」など厳しい規定も設けられています。そのため、「上記の児童労働法に違反せずにスムーズに(他のキャストたちのスケジュールに影響せずに)撮影が行える」点から双子が重宝されるようになったのです。双子の利点は外見が似ているだけでなく、それぞれの性格にあった演技が披露できてお得だから、ということもあり、例えば『フルハウス』のオルセン姉妹のメアリー=ケイトは「おどけたシーンが得意」で、アシュリーは「真面目なシーンが得意」だったためシーン別に使い分けていたそうです。なお、1組だけの双子を採用するケース(『フルハウス』『大草原の小さな家』)や、何組もの双子を採用するケース(『奥様は魔女』)、3つ子、4つ子が採用されるケース(『7th Heaven』シーズン2から登場する双子役に4つ子が採用された。なお、幼児になってからは、このうちの2人に落ち着いた)など、採用パターンは色々あります。現在、LAでは約5000人の乳幼児がこのエンターテイメント労働許可を得ているといわれています。LAでは通称「baby bird dogs」と呼ばれる双子、3つ子専門リクルーターがおり、双子が産まれたとの情報を得ると、病院に駆けつけて「ぜひマネージャーをさせてくれ」と契約を迫ったりする程。それだけエンターテイメント業界では、双子が重宝されるのです。次は有名子役にまつわる興味深いエピソードです。次ページへ>>前のページへ1234次のページへ