ピュアな自分を取り戻せる映画
『きみに読む物語』は、爽やかな涙を流せる映画 |
「わたしはどこにでもいる平凡な人生を歩む男。だけどただひとつだけ誰にも負けなかったことがある。私には全身全霊を傾けて愛した妻がいる」というモノローグからこの物語は始まります。
ある療養施設の記憶をなくした女性のもとに、定期的に訪ねてきて、愛の物語を読む初老の男性がいました。彼が読むのは、10代の夏、南部の街の移動遊園地で出会ったノアとアリーの物語。
アリーは避暑に訪れた金持ちの娘、ノアは材木工場で働く貧しい青年です。境遇の違う二人の育む愛は、若さに満ちていて情熱的。果たしてひと夏の恋は、引き裂かれてしまうのでしょうか?
マジカルな日常を取り戻す映画
『セレンディピティ”恋人たちのニューヨーク』は日常にマジカルを取り戻してくれる映画 |
ニューヨークのデパートで、偶然に同じカシミアの手袋を手に取った二人。お互い恋人がいるために、その時はそのまま別れたけれど、忘れられずに、偶然に期待することに。
ニューヨークの風景や小道具がお洒落でキュートにスウィートに描かれています。頼りなさそうな男を演じたらナンバーワンのジョン・キューザックと、今ではバンパイアをカッコよく演じている『アンダーワールド』シリーズのケイト・ベッキンセールが主演。
この映画を見ると、日常見過ごしてしまいそうなマジカルな偶然を大切にしたいって思うようになるのでは? 注意して見れば、そういうシンクロニシティがあらゆるところで見つかると思えるかもしれません。
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