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『トンマッコルへようこそ』来日会見(3ページ目)

昨年韓国で800万を動員したベストヒット映画『トンマッコルへようこそ』。10月の日本公開を前にシン・ハギュン、チョン・ジェヨンらが来日会見を行いました!

執筆者:桑畑 優香

カン・ヘジョンキャスティングの決め手は「不思議な行動」(!?)

映画ではカン・ヘジョンのほほえましい演技にわらったり、涙したり…。
―カン・ヘジョンさんのキャスティングの理由、そして役作りにどのような提案をしたのか教えてください。

監督:韓国のいろいろな女優を探したけれど、役に合う人を見つけることができませんでした。そんなころ、あるコマーシャルの撮影現場に行く機会がありました。そこで、休憩中の彼女の姿を見ていいなと思ったのです。彼女がしている行動はとても普通の人とは思えない(笑)。具体的にココでは話せないような行動も見られたので、まさにこの役にピッタリではないかと思いました。しかし、すぐに彼女からOKの返事は返ってきませんでした。3回打ち合わせを重ねた中で、子供の頃の話をいろいろしてくれました。雨に濡れるのが好きとか、靴下で顔を拭いたとか。彼女にやってほしいとあらゆる力を注ぎ込んで説得しました。そして、かわいそうだと思ったのか、引き受けてくれたのです。

ヘジョン:役の話が来たとき、監督に質問をしました。「この役は、少し頭がおかしいのか、純粋の極致なのか。どちらですか」と。すると監督からは、クールに「純粋の極致だ」という返事が返ってきました。シナリオをもらったときは、実は別のシナリオの話も来ていてそちらの撮影が事情があって遅れていたため、いろいろ考えていることが私の目に表れていたようです。カメラを向けられたときも、悩んでいるのが出てしまい、「思っていることを捨てて、頭の中を空っぽに」と言われました。頭を空っぽにして前向きな考え方をしようとしましたね。演じる役も前向きな思いを周りの人に分けてあげるキャラクターだったので。

シン・ハギュンとチョン・ジェヨンの不思議な関係とは!?……次ページで!>>
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