難しかったのは「見つめあうシーン」
会見中も「笑い上戸」だったハ・ジウォン |
―2人はとても仲がよいですね。映画の中でも目で見つめあうシーンがたくさんありましたが、思い出のエピソードはありますか?
カン・ドンウォン:「撮影に入る前にタンゴを一緒に練習しました。タンゴで大切なのは呼吸を合わせることなのです。練習を重ねることによって、撮影前からかなり仲良くなっていました。仲良くなりすぎたため、撮影するときに笑ってしまいました」
ハ・ジウォン:「私も笑い上戸ですが、彼もよく笑うほうなんです。私1人がいつまでも笑っていてスタッフに申し訳ないという気持ちがありました。また、アクション映画のため、危険な状況になったこともありました。ラストの決闘シーンは、背景が暗い中でやらなければならず、私の剣が思わずカン・ドンウォンさんのあばら骨をついてしまいました。プロテクターをつけていたので大事にはいたりませんでしたが、そんなときでも、カン・ドンウォンさんは優しく「大丈夫」と言ってくれました」
「気さくなお姉さん」と「眠そうな顔」
「悲しい目」?「眠そうな目」? |
カン・ドンウォン:「わたしよりも少しだけ年上で、面倒見のいい気さくなお姉さんです。第一印象は女性であるにもかかわらず、準備のときから不満一つ漏らさずがんばっていました。女性であるにもかかわらず、運動量も私と同じようにこなしていたので、本当に努力する方だと思いました」
ハ・ジウォン:「カン・ドンウォンさんに出会う前に、とても人見知りをする俳優だと聞いていましたでも実際に会ったら、そんなことは感じられませんでした。最初に会ったときは眠そうな表情をしていたことを覚えています(笑)。一緒にいてリラックスできる方です。
現場でも一生懸命やるタイプであると同時に、「眠りの多いタイプ」なんです(笑)。でも演技の練習も熱心に夜中の2時、3時までやっていました。彼とは本当に気が合うんです。
アクションシーンをするときもそうですが、私が知らないときは彼がよく知っていて、彼が知らないことは私が知っている。お互い補完しあう関係でした」
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