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入隊前最後の東京公演 チョ・ソンモ(2ページ目)

バラードのプリンスことチョ・ソンモが3月30日軍隊に行きました。2月に行われた入隊前最後の東京公演の模様と彼の魅力をお伝えします。

執筆者:桑畑 優香

韓国の音楽ビジネスを変えた男

「軍隊から戻る2年後を楽しみにしていてください!」と抱負を語った
コンサートのステージには、大きなスクリーンが。「パリの恋人」のワンシーンをはじめ、ペ・ヨンジュン、イ・ヨンエ、イ・ビョンホン、チェ・ジウなど韓国のトップスターたちが文字通りスクリーンを飾りました。
そこに登場したスターたちは皆、チョ・ソンモのミュージックビデオに登場した人たちです。韓国のミュージックビデオは完成度が高く、まるで映画のような映像であることが知られていますが、そのブームのさきがけとなったのがチョ・ソンモです。いつしか「チョ・ソンモのミュージックビデオに出演した俳優は皆有名になる」といわれるようにさえなりました。
中でも有名なのは北海道を舞台に撮影された「カシナム」と、ベトナム戦争の悲劇を描いた「アシナヨ」です。「アシナヨ」など数作品には本人も出演。
このミュージックビデオの登場は、「韓国の音楽ビジネスを変えた」といわれています。

軍隊生活で成長したい

チョ・ソンモは3月30日、兵役のため軍に入隊しました。東京フォーラムでのコンサートは、入隊直前のラストチャンス。記者会見で「ホールを埋め尽くしたファンをみて、もっと日本で活動をしたいという気持ちになりませんか」と聞いてみました。すると、「僕はデビューから8年間ずっと走り続けてきました。軍隊に入ることでまた別のインスピレーションを得て、音楽に生かすことができたらと思っています」という答えが返ってきました。
また、そしてアカペラで歌ったことについて問われると、「軍隊から戻ってきたら10万人の前でアカペラを聞かせたい」と胸を張ったチョ・ソンモ。通常のコンサート以上の3時間のステージをこなしたのは、「いつもよりも気分が良くて、カットせずに歌った」ためだったといいます。それは、日本進出のチャンスを目前に、入隊せざるを得ない彼の名残惜しさを表していたのかもしれません。
「いつか再び日本でコンサートをする日のために、日本語を練習します」と恥ずかしそうに笑ったチョ・ソンモ。ステージを降りた彼の素顔からは、初めてみたCDジャケットの姿と同じ純粋さが垣間見えました。軍隊に行き更なる深みと男の色香を身につけた彼に再会する日が待ち遠しく感じられます。

チョ・ソンモプロフィール

会見では「バラードのプリンスじゃなくて、エンペラーって呼んでください」というジョークも
1977年生まれ。アルバム『To Heaven』でデビュー。デビュー当時からミュージックビデオに有名な俳優を多く起用してきたことで知られる。甘い外見から、「バラードのプリンス」というニックネームを持つ。ドラマ「パリの恋人」の主題歌「君のそばへ」挿入歌「君だけを」で日本でも広く人気を得ている。

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