いまいちばん勢いに乗っているユニット

エキサイト
2004年12月に大阪・松竹座で開催されたライブの模様を収録。内容の濃さは、ファンにはたまらない1枚。Live DVD『Excite!!』
ジャニーズ事務所のアイドル・グループと言えば、歌って踊って演技もバツグンと、まさに全女性(および一部男性)の憧れ的存在。現在はいくつもの人気ユニットが、同じ事務所ながらも好敵手としてしのぎを削っている状態ですが、その中でいまいちばん勢いを感じるのが、実は関ジャニ∞(かんじゃにえいと)だったりします。

全員が関西出身というだけでも、ジャニーズの中では異色ユニットですが、歌や演技はもちろん、コント、トーク、バラエティにも一丸となって真正面から取り組んでいます。その姿勢には、つい「アイドルなんだから、そこまでしなくても」と、つい余計な忠告をしたくなるほど。

そんな関ジャニ∞がバラエティで見せる、その辺の芸人とは一味も二味も違う面白さ、魅力について探ってみたいと思います。で、前もって申し上げておきますが、ここではバラエティでの関ジャニ∞に焦点を絞ってお伝えしていきます。ミュージシャンとしての面や個人での演技を無視するのではなく、バラエティ好きな人にもぜひ一度見てもらいたいという意味を込めての原稿なので、くれぐれも誤解されないように。

まずは基本的事項から

関ジャニ∞は、ジャニーズ事務所所属の人気アイドルユニット。現メンバーは、村上信五、横山裕、安田章大、丸山隆平、錦戸亮、大倉忠義、渋谷すばるの7名。ジャニーズのグループには珍しく、リーダー役が存在しません。

メンバーで特筆すべきなのが、関ジャニと同時にNEWSにも所属している錦戸亮クン。ジャニーズの長い歴史の中でも、期間限定のものを除いて、複数ユニットに同時所属しているタレントは初のケースでは。果たして、給料は2人分もらってるのか? 他人事ながら気になるところです(笑)。

CDデビューは2004年8月の『浪花いろは節』。ただし当初は関西のみでのリリースで、あまりにも反響が高いために、翌月9月にアッサリ全国発売へと切り替わります。

本領発揮!?のバラエティ出演

ほんまに関ジャニ
関ジャニメンバーの意外な素顔に出会える単行本。さらに、あの∞(エイト)レンジャーが大活躍のショートまんがも見逃せません。『ほんまに関ジャニ∞(1)』
現在のテレビレギュラーは『おもてなし音楽バラエティむちゃ∞ブリ!』(テレビ東京)、『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ、BSフジ)、『美味紳助』(テレビ朝日)など。歌や踊りがうまいのは当然として、関西出身の血が燃えるのか、バラエティでは徹底的に笑いを取りに行きます。

もちろん歌番組への出演も、新曲リリース時を中心に、精力的な展開を見せてきました。ただ、メインの歌以上に、MCとのトーク部分に力が入っているように見えるのは、ガイドだけでしょうか(笑)。

それだけでなく、番組の進行も局アナに任せたりせず、自分たちで担当しているところは、もっと評価されるべきでしょう。バラエティには必須のロケ企画も、アイドルとは思えないほど段取り良くこなし、要所に笑いを挟んでくるから侮れません。

しっかりと確立している役割分担

他のジャニーズ・グループも、様々なタイプのバラエティに出演していますが、関ジャニ∞ならではと言えるのは、ネタとしての笑いを要求される大喜利的なコーナーが多い点でしょうか。しかも凄いのは、どうやらネタ作りを作家任せにせず、自分たちで真剣に考えているらしいってこと。

もちろん、誰が聞いても大爆笑という訳にはいきませんが(それができたらホンマもんの芸人ですね)、そこに各々の個性が現れているという点で、しっかり成立してます。個人的には渋谷すばるクンが、時おり見せる天才的なひらめきに、ハッとさせられることがあります。

そのほか、突っ込みキャラ、へたれキャラ、天然キャラ(あえて誰がどれかは指摘しませんが……)など、バラエティの中で各自個性を発揮しています。それも番組スタッフがガチガチにキャラ設定したようには見えないからこそ、ファンにとってはもちろん、一般の視聴者にも親近感を与えるのではないでしょうか。


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