さらに省エネが進んだ2009年秋の新製品。超省エネ500L台の中から、注目の3機種をご紹介します。
省エネNo.1!シャープ「プラズマクライスター冷蔵庫」
「どっちもドア」や「ホット庫」など個性で頑張ってきたシャープですが、いよいよ「省エネNo.1」を獲得しました! 昨年まで、省エネ性能では他社に負けていたシャープでしたが、今年は省エネでも引けを取らず、期待が持てます!■e-coolシステム
高性能コンプレッサー搭載で、高い省エネ性能を実現!(※画像:メーカーサイトより)
新製品では、最低回転数が従来より低い高性能コンプレッサーを採用し、安定した低速運転を実現。さらに、インバーター制御により庫内の状況に合わせてムダ無く運転することで、電力消費を削減。
合わせて、冷却器から送る冷気のロスを抑えたり、効率よく放熱をするなど、熱ロスを抑制することにより、年間消費電力量300kWhを大きく下回る「260kWh」を達成しました。
■「プラズマクライスター」搭載
冷蔵庫内に放出されるプラズマクライスターのイメージ(※画像:メーカーリリースより)
例えば、パッケージされた食品の場合、そのまま冷蔵庫に入れるのが一般的。わざわざ洗う人はいませんよね? でも、店頭に並んでいるわけですから、雑菌が付着していることもあるはずです。特に牛乳や飲み物は、そのまま飲むことも。「プラズマクライスター」で雑菌が抑制されるなら、より安心できます。
代表機種:SJ-ZF52S(515L・年間消費電力量260kWh)
SJ-ZF52S
リサイクルが画期的! 日立「真空チルドS」
省エネ性では常に優秀な日立ですが、今年もやってくれました! では、注目ポイントを簡単にご紹介しましょう。■フロストリサイクル冷却
冷却器について霜を利用して冷やす「フロストリサイクル」(※画像:メーカーリリースより)
今の冷蔵庫は自動で「霜取り」が実施されているため、知らない人も多いかもしれませんが、1日に1回程度、冷却器をヒーターの熱で温めて霜を溶かしているのです。
しかし、冷やすのが目的の冷蔵庫なのに、ヒーターで温めなくてはならないのは、何とも無駄なエネルギーを使っているがしませんか? そこでこの“霜”を溶かしてしまうのではなく、その冷たさと水分を、冷蔵室・野菜室の冷却に活用しました。
これにより、霜で冷やす時はコンプレッサーを使わなくなり、霜の量が減り霜取り時間が短縮されることで、ダブルで消費電力が削減できました。また、冷気に含まれる霜の水分により食品の乾燥をより抑えることにも効果を発揮するなど、とても理にかなったシステムなのです。
■真空チルドS
2つの温度帯が選べるようになった「真空チルドS」(※画像:メーカーサイトより)
また日立の棚は、最上段の左半分が引っ張ると下がる「下がって届くん棚」、最下段の右半分はひっくり返すことで高さが変わる「ひっくりかえるん棚」と、棚が半分ずつ分割されています。庫内の幅いっぱいの棚だとなかなか簡単に動かせないのですが、半分のサイズだとなかなか使いやすいものです。ぜひ一度、店頭で試してみて下さい!
代表機種:R-SF52ZM(520L・年間消費電力量290kWh)
フロストリサイクル冷却 真空チルドS R-SF52ZM
“光”効果の三菱電機「光ビック」シリーズ
「切れちゃう冷凍」「ビタミン増量野菜室」「熱いまま冷凍」など、主婦の支持率が高いのが三菱の冷蔵庫。今年は“光”がキーワードです。■省エネ設計
こちらも「霜取り」の消費エネルギー軽減に着手。均一に霜が付くことで冷却の低下を防ぐ「ナノポーラス冷却器」と、冷却器のパイプ外側と内側の両側から霜を溶かすヒーターを搭載し、霜取り時間を大幅に短縮。これらにより、消費電力を減らすことで省エネ性を向上させました。
また、開け閉めが多い時には強く冷やし、開閉が少ないタイミングを選んで霜取りをするなど、最適な状態で自動運転をするニューロ・ファジーを搭載。さらに、エコモードや省エネ運転を意識させるエコモニターなど、省エネ機能が充実しています。
■“光”効果
光センサーで食品そのものの温度を感知する「光ムーブアイ」(※画像:メーカーリリースより)
■大容量No.1機種も注目
両側いに大きく開く、大容量No.1の【Z65R】(※画像:メーカーサイトより)
光ビッグ MR-E50R
【関連サイト】
・シャープ 冷蔵庫
・日立 冷蔵庫
・三菱電機 冷蔵庫
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