インド、その他の代表的な祭り
■シヴァラートリー(西暦2月頃:2010年2月12日)
シヴァリンガを拝む
シヴァ神が踊り、宇宙が創造された日を祝うヒンドゥー教の祭り。シヴァを祭る寺に行き、シヴァリンガにミルクやココナッツを備える。この日は、水とフルーツだけの断食をするヒンドゥー教徒も多いそう。
■ジャナマシュトミー(西暦8~9月初旬頃:2010年9月2日)
ヴィシュヌの8番目の化身クリシュナ神の誕生を祝う祭り。クリシュナに扮した男の子が劇をしたり、クリシュナにまつわる物語がジオラマで飾られたりする。夜、きらびやかに飾り立てられた寺に行くのが習わしです。クリシュナ生誕の地マトゥラーで盛大に祝われます。
■ラクシャーバンダン(西暦8月頃:2010年8月24日)
ラーキー
女性が目上の男性の手首に、ラーキーと呼ばれるヒモを結んで、兄のような存在として自分を守ってくれるように願う祭り。厳密に考えることは全くなく、とても気軽な祭りで、職場の目上の男性などにもラーキーを結んでまわったりします。
■ガネーシャチャトルティ(西暦8~9月頃:2010年9月11~22日)
海に流されるムールティ
シヴァ神とパールヴァティ神の子で、頭が象、体が人間の姿をしたガネーシャ神の誕生を祝うヒンドゥー教の祭り。特にガネーシャが大人気のムンバイ周辺では、最大の盛り上がりを見せます。ガネーシャの巨大なムールティ(像)が街を練り歩き、最後にムールティは川や海に流されます。
■オーナム(西暦8~9月頃:2010年は9月7日周辺)
プーカラム
南端のケラーラ州でマハーバリ王の祝福や収穫を祝って盛大に行われる祭。10日間にわたってボートレースや踊りなどが行われ、興味深いケラーラの文化や風習が多く垣間見られます。たくさんの花を使って地面に描かれる「プーカラム」と呼ばれる飾りがとても美しい。
■ダシャラー(西暦10月頃:2010年10月17日)
燃やされるラーヴァナ
ヴィシュヌの化身ラーマ王子が悪魔の王ラーヴァナに勝利したことを祝います。大きなラーヴァナの像が燃やされる豪快な祭り。マイソールでは特に盛り上がります。
■ナヴラートリー(西暦10月頃:2010年10月8~17日)
ダシャラーまでの9日間を祝います。普段は肉を食べるインド人もこの9日間の間、肉を食べずに過ごすことが多い。夜にドゥルガー神を祭った寺などで踊りなどが催され、女神ドゥルガーをたたえます。
■ドゥルガープージャ(西暦10月頃:2010年10月14~17日)
美しいドゥルガー
ダシャラーと同時期に行われます。 ドゥルガー女神が、魔族の王マヒシャに勝利したことを祝うヒンドゥー教の祭り。ドゥルガーはインド全土で非常に人気がありますが、特にコルカタを中心としたベンガル地方で崇拝されているため、ベンガル地方の多くの人々にとっては最も重要な祭りです。豪華絢爛のドゥルガーのムールティは一見の価値あり。ムールティーは最後は川に流されます。