奥さんも外にでる
金曜日の妻たちへIII 恋におちて DVD-BOX |
『北の国から』(1981)は母(いしだあゆみ)が家を出たことから黒板家は北海道に向かいます。『金曜日の妻たちへ』(1983~85)ではいしだあゆみ、高橋恵子、篠ひろ子らが不倫に悩みます。
母親主役のホームドラマが主流だった時代も80年代半ばまで、80年代後半、トレンディドラマの時代になると家族がみんな外に出てしまいホームドラマが成立しにくくなります。連ドラで母親主役のドラマというと桃井かおりの『花へんろ』(1985~87)のように過去に向かうようになります。
ママやハハーなど多様化
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そんな先鋭化していく連ドラの母親にかわって、オーソドックスな母を描いたのは朝ドラ、昼ドラや2時間ドラマ。
朝ドラはヒロイン中心ですが見守り、時に叱咤する母親も昔から重要なキャラです。それに加えて『青春家族』(1989)からは外に出る母親も主役としたダブルヒロイン(いしだあゆみ、清水美砂)という新しいパターンも出てきました。
昼ドラでは実際に見ていた若いお母さんの等身大かつ理想の姿としてほのぼのとしたキャラがヒットしました。大家族ものの『天までとどけ』(1991~99)の岡江久美子(ここでついたママキャライメージは『はなまるマーケット』に引き継がれてます)や「ハハー」と呼ばれのほほんとした雰囲気の『ぽっかぽか』(1994~97)の七瀬なつみが印象的です。
2時間ドラマでは浜木綿子の『おふくろ』シリーズ(1985~2003)が印象深いところです。