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時代劇ドラマが減れば時代劇映画が増える

9月に『BALLAD 名もなき恋のうた』『火天の城』『TAJOMARU』『カムイ外伝』と時代劇映画が計4本も公開されます。その理由は……ところでここのテーマは映画じゃなくテレビドラマじゃなかった?

黒田 昭彦

黒田 昭彦

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TAJOMARU (単行本)
TAJOMARU (単行本)
首都圏発行の大手フリーマガジン「R25」からコメントの依頼がきました。

お題は「9月に『BALLAD 名もなき恋のうた』『火天の城』『TAJOMARU』『カムイ外伝』と時代劇映画が計4本も公開される理由は?」。
その質問をなぜ映画が専門じゃないドラマガイドに?というところがまず疑問でしょう。

R25編集部は最初は「歴女ブームが原因か」と予想したけど、各映画の制作関係者からは「ブームより前に企画していた」と否定されてしまいました。そこで2002年に

【関連リンク】
ガイド記事:時代劇ブーム…であるか

を書いてブームの萌芽をとらえていたところからお鉢が回ってきた次第です。

それでコメントしてまとめられた記事がこちら。

【関連リンク】
R25.jp:このブームは偶然か必然か 時代モノ流行りの背景は?

なるほどという形にまとまっています。ただコメントとしてはもっとたくさんしたんですが、紙幅の限界によりカットされてしまいました。そこでさらに付け加えてしホームグラウンドで記事にしてみました。

時代劇は以前からおもしろい

まずNG理由を書いておくと「時代劇がおもしろくなったから」。おもしろいのは今に始まったわけじゃありません、昔からです。

『BALLAD』はアニメ『クレヨンしんちゃん』映画版が原作、『火天の城』は戦国時代が舞台ながら合戦シーンはなく安土城をつくるだけであり、『TAJOUMARU』は芥川龍之介の小説『藪の中』とそれを原作とした黒澤明監督の『羅生門』とは違った視点で映画化し、『カムイ外伝』は白土三平の名作コミックが原作とそれぞれに新しい視点でつくられています。
しかしこれまでの時代劇も大河ドラマで平和主義者の戦国武将が主人公になるように、舞台は昔でも必ず現代を反映しているものです。

次は「それではなぜ?」
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