・「現代から幕末へ」
「19世紀のイギリスが舞台の原作を翻案」
「二時間ドラマの人気シリーズで挑む」
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・「奇策？放送時間変更」
「秋のNHKはサスペンス(1)」
「秋のNHKはサスペンス(2)」
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現代から幕末へ
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| JIN―仁 (第1巻)(コミック) |
『JIN-仁-』の原作はスーパージャンプ誌連載中の村上もとか作のコミック。東都大学附属病院脳外科医局長の南方仁（大沢）は幕末の江戸へタイムスリップ。満足な医療器具や薬もないなか幕末の人々の命を救い、幕末の英雄たちと交流し歴史の渦に巻き込まれていく。
現代の恋人・友永未来と江戸の花魁・野風に中谷美紀、江戸にやってきた仁の世話をする橘咲に綾瀬はるか、その兄で仁が江戸に来てはじめて手術によりたすける橘恭太郎に小出恵介。
歴史上の人物として坂本龍馬に内野聖陽、勝海舟に小日向文世、医学所頭取・緒方洪庵に武田鉄矢。
他に桐谷健太、田口浩正、戸田菜穂、佐藤二朗、六平直政、麻生祐未らの出演。
スタッフは脚本：森下佳子、演出：平川雄一朗、プロデューサー：石丸彰彦の『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』組。
いまより病気が多く寿命が短くても人々が力強く生きていた時代を描くことで現代の日本で失われたものを考えるのがねらいのようで、現在放送中で高度経済成長期が舞台の『官僚たちの夏』と共通しています。
【関連リンク】
・『JIN-仁-』公式サイト
19世紀のイギリスが舞台の原作を翻案
10月からのTBS系土曜20時枠は志田未来主演の『小公女セイラ』。原作は1887年にフランシス・バーネットが書いた有名な児童文学でヒロインが７才の設定をドラマでは高校生に。アメリカでは四度映画化され、日本では世界名作劇場としてアニメ化されたことはありますがドラマ化ははじめて。
黒田セイラ（志田）は資産家の父を持ち何不自由なく生きてきた女子高生。しかし父親の死と事業失敗で無一文になり、全寮制の学院内で使用人として虐げられる。持ち前の明るさやセイラに恋する使用人の三浦カイト（林遣都）の支えなどにより生き抜いていく。同級生の嫌がらせや三村学院長（樋口可南子）がセイラを屋根裏部屋に押し込むなど「想像を超えるシーンになる」とのことで「平成のおしん」をねらう。
スタッフは磯山晶プロデューサに金子文紀演出のクドカン作品おなじみのコンビで脚本は『ちゅらさん』の岡田惠和が担当。
同様の企画では安達祐実の『家なき子』がありましたが、あれは元ネタを換骨奪胎して平成風にひねりまくったオリジナル作。今回は王道でいくようです。現代にあうんでしょうか。
9月1日からのインドロケ（セイラは高校入学まではインドで暮らしペットは象だったという設定のため）でクランクインの予定。
【関連リンク】
・『小公女セイラ』公式サイト
二時間ドラマの人気シリーズで挑む
10月からのTBS系水曜21時の水曜劇場枠は好評シリーズ沢村一樹主演の浅見光彦シリーズの連ドラ版『名探偵・浅見光彦（仮）』。沢村一樹は連ドラ初主演。内田康夫の代表作である浅見光彦シリーズは各局で二時間ドラマ化されており、現在まで続いているのは榎木孝明から中村俊介に引き継がれたフジ系と辰巳琢郎から沢村一樹に引き継がれたTBS系。沢村一樹のシリーズがはじまったのは2000年で現在までに13作放送。
ルポライター・浅見光彦が日本各地を訪れ取材する途中、事件に遭遇。持ち前の好奇心と正義感からクビをつっこみ、警視庁刑事局長である兄の力を借りることにより難事件を解決していくストーリーはもちろん同じで一話完結。
共演者は二時間ドラマ版と異なっており、兄・陽一郎役に風間杜夫、浅見家お手伝いさんの吉田須美子役に原沙知絵、浅見の母・雪江役に佐久間良子。ほかに週替わりで浅見が旅先で出会うヒロイン役が登場（もちろん光彦は毎回ふられる）。
10月からの水曜21時といえば『相棒』（その水谷豊も火曜サスペンス劇場枠の「浅見光彦」を８作担当したことあり）。ヒット作に二時間ドラマの人気シリーズで挑むのは、かつて木曜21時枠『渡る世間は鬼ばかり』の裏でテレビ朝日が『家政婦は見た』連ドラ版をぶつけたことがありました。この挑戦は必ずしも成功とはいえませんでしたが、今回はどうでしょうか。
【関連リンク】
・『名探偵・浅見光彦（仮）』公式サイト
