ドラマ/冬ドラマ情報

冬ドラは初主演イメチェン再チャレンジ(前)(2ページ目)

1月スタートの冬ドラマの特徴は多彩な初主演、主演常連組もイメージチェンジしてきて、また制作スタッフでも久々に連ドラに戻り再チャレンジとこれまでの連ドラの流れを変えようとしています。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

月曜日のドラマ

『薔薇のない花屋』
未成年 DVD-BOX
未成年 DVD-BOX

放映:フジ系 月曜21:00~(初回は~22:09) 1月14日スタート
脚本:野島伸司
演出:中江功、葉山浩樹、西坂瑞城
制作:関卓也、稲田秀樹
主題歌:山下達郎「ずっと一緒さ」

出演:香取慎吾、竹内結子、釈由美子、松田翔太、寺島進、本仮屋ユイカ、尾藤イサオ、今井悠貴、池内淳子、三浦友和

花屋の汐見英治(香取)は妻(本仮屋)と死別したため8才の雫を男手ひとつで育てる物静かな男。ある雨の日、英治は盲目の美しい女性、白戸美桜(竹内)と出会う。
この3人を中心に正義感の強い雫の担任教師、小野優貴(釈)、親子の元に居候することになる青年・工藤直哉(松田)、優貴に恋心を抱く喫茶店マスターの四条健吾(寺島)、親娘のよき理解者、菱田桂子(池内)らがさまざまな愛の形を描く。さらに謎の多い大病院の院長、安西輝夫(三浦)も汐見の人生に影響を与える。

「あの不朽の名作『ひとつ屋根の下』から15年、野島伸司氏の脚本によるヒューマンラブストーリー」というのが宣伝文句。この「野島伸司氏の脚本による」というのが最大のポイントですね。90年代は飛ぶ鳥を落とす勢いだった野島脚本も近年はイマイチ。フジ月9の『プライド』は木村拓哉主演ということもありなんとかなりましたけど、最近作『あいくるしい』は『ひとつ屋根の下』の再来を期待されながら惨敗。独自の「愛のかたち」を描くスタイルが時代にあわなくなっています。
フジ側がしばしば暴走する野島脚本をコントロールできるかが課題。それができるのは野島脚本を昔から多く演出した中江Dでしょうか。


火曜21時台のドラマ

『ハチミツとクローバー』
放映:フジ系 火曜21:00~(初回は~22:04) 1月8日スタート
原作:羽海野チカ
脚本:金子茂樹
演出:谷村政樹、松山博昭
制作:瀧山麻土香、鹿内植
主題歌:平井堅「キャンバス」

出演:成海璃子、生田斗真、原田夏希、向井理、成宮寛貴、滝沢沙織、木村祐一、松重豊、前川泰之、柏原崇、泉谷しげる(友情出演)、村上淳、瀬戸朝香

浜田山美術大学油絵科の1年生、花本はぐみ(成海)は才能は天才的だが極度の人見知りで繊細。そのはぐみに建築科3年の竹本祐太(生田)は一目惚れするが、はぐみははとこの建築科准教授・花本修司(村上)と芸術を通してひかれあう。また彫刻科7年生の森田忍(成宮)もはぐみに興味を持ち、竹本の親友・真山巧(向井)はバイト先の建築デザイナー・原田理花(瀬戸)に思いをよせ、陶芸科4年の山田あゆみ(原田)はその真山に片思い。恋愛に不器用な大学生たちの報われないと自分の才能生き方について迷う姿を描く。

映画、アニメ化もされた800万部以上売れたベストセラー少女コミックが原作と、最近のヒットドラマの黄金パターン。滝山Pに金子脚本の組み合わせは学園生活&片思いが共通な『プロポーズ大作戦』と同じで期待できます。
ただ映画と比較するとはぐみ以外のキャストが弱い(映画版は櫻井翔、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ)のが気になるところ。その分、原作のイメージにうまくはまればいいんですが。
対してはぐみ役は映画の蒼井優に対して成海璃子とイメージは強め。現在中学三年でドラマと並行して高校受験するそうですが、大学生役で違和感がないところがすごい。

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