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ヤツはなぜそれほどまでに熱いのか?(2ページ目)

『世界陸上』で見せつけた、深夜にしてのあの熱さ、あのハイテンション。しかし、その熱さ(暑さ)は松岡修造とは明らかに違う。振り返れば奴がいる。そう織田裕二、彼の熱さの根源と俳優としての変遷を探ります。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

飛躍期:97~00年

ホワイトアウト
評価をかためた『ホワイトアウト』
いろいろと可能性を試した成果が実り、現時点での代表作『踊る大捜査線』に出会います。この後は、ドラマ『恋はあせらず』はやや外したものの続く映画『ホワイトアウト』は大ヒット。邦画で観客を呼べる数少ない俳優の一人となります。

 

 

反動期:01~03年

調子がよかった反動かあまりヒットに恵まれなかった時期。『ロケット・ボーイ』はクドカン・宮藤官九郎脚本によりいままでの織田裕二作品にないグダグダ感で新たな展開を期待されたものの腰痛により短縮を余儀なくされ不本意な結果に。『真夜中の雨』『T.R.Y』は期待ほどのヒットにはなりませんでした。
 

新たな展開期:04年~

不調だった局面を打開したのはやはり代表作の『踊る大捜査線2』。勢いにのり『東京ラブストーリー』以来の月9恋愛もの『ラストクリスマス』、そして『踊る』の青島刑事と室井警視を足したような主人公を演じた最新作『県庁の星』とデビューからもうすぐ20周年で一回りし新たなるステージにあがっていっているように見えます。
 

そして熱くなったのはいつから? 次のページへ。
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