株主総会とは
株主総会では企業の方針を定める「決議」を行います
株主総会の役割
株主総会では定款の変更や取締役・監査役の選任、企業の解散・合併などの基本的事項について企業の方針を決定しており、この内容のことを「決議」と呼びます。この決議に際して必要になってくるのが議決権です。株主は保有株式数に比例してこの議決権を得ることができ、原則として多数決で決議が成立するため、議決権を多く持っている株主ほど決議への強い影響力を持っていると言うことができます。
決議の際に株主は原則決議事項についての質問のみを行うことが出来ますが、企業の中には決議以外の事についての質問時間を設けている場合もあるようです。
また、議決権は会場に直接赴かなくても行使することが可能になっています。
議決権行使書に必要事項を記入して郵送することで、決議案に対する賛否を表明することができます。もし郵送手続きも行わず株主総会にも参加しない場合には、その分の議決権は賛成として扱われることになります。
これに加え、2002年4月の商法の改正によって電磁的手続き(インターネット)による議決権の行使が認められるようになり、遠方から来なければならないなど様々な理由でそれまで株主総会に参加できなかった投資家の方々にとっても、参加できる機会が増えてきたと言えるでしょう。
決議以外は何もしないの?
懇親会では、自社製品の試食を行っている企業もあります
株主総会では通常、前期の業績説明会も同時に行っています。
ここでは前期の業績についての説明が主となっていますが、今後の事業展開や方向性などの説明会を開催している企業もあります。
また、株主総会が終了した後に懇親会を実施している企業もあるようです。
食品関係の企業の中には、自社製品を試食することが出来る懇親会を開催していることがあるようです。
このような会社説明会や懇親会などは、IRや広報担当の社員の方だけでなく、その企業のトップと直に接することの出来る絶好の機会となっています。
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