ドラマ/春ドラマ情報

速報!ドラマ情報2005年 5月号 1ドラマ完全燃焼!アストロ球団

まさかとは思ったけど『アストロ球団』がドラマ化。超破天荒な野球コミックが原作で、これなら『少林サッカー』も超えられる?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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高島礼子・若作りはやめた

5月13日スタートのNHK金曜時代劇は『御宿かわせみ第3章』。

江戸・大川端の宿「かわせみ」を舞台に主人のるい(高島礼子)と恋人・神林東吾(中村橋之介)を中心に市井の事件を解決していくシリーズの第三弾。今シリーズのキーワードは「祝言」で忍ぶ恋の二人についに…

鷲尾真知子、小野武彦、草刈正雄、仁科亜希子、螢雪次朗、吉本多香美らのレギュラーはかわらず。新登場は東吾の親友・畝源三郎の沢村一樹。

また大河ドラマを多く手がけたことから「大河男」といわれる大原誠Dが定年退職後4年ぶりにNHKに復帰。

高島礼子は「前作までは若作りに励んでましたが、今回は年を重ね成長しているだろうと等身大で演じました」とコメント。


錦織健・俳優デビューで「水戸黄門にでたい」


里見浩太朗主演の2時間スペシャル『夜盗』にテノール歌手の錦織健が賛美歌を歌う盲目の牧師役で出演。

錦織をイメージして書いたという原作者のなかにし礼から出演を依頼。

「次はうっかり八兵衛の家来役をやってみたい」とのことですが、今の『水戸黄門』にはうっかり八兵衛はでていません!


『赤い疑惑』にあの人が出演

75年に山口百恵主演で大ヒットし、このほどリメイクされる『赤い疑惑』にオリジナル版でヒロイン幸子の恋人・光夫を演じた三浦友和が特別出演。

幸子(石原さとみ)が病に侵されながら光夫(藤原竜也)との約束の地、北海道に向かうところで出会うトラックの運転手役。

今は妻となった百恵さんの感想は「やるんだぁ」だそうです。


雑誌、ネットと連動しドラマで最終回

コカコーラの「爽健美茶」10周年記念のメディアミックス企画。まず唯川恵が小説「あしたまでの距離」を雑誌連載、続いてそれをyahooで公開。さらにその結末をTBSがドラマ『27歳の夏休み』として制作するというもの。

雑誌連載は女性誌の「CREA」と「FRaU」の二誌で、「CREA」では出版社で働くが、男性週刊誌の風俗情報やグラビアの記事を担当し夢と違う仕事に疲れている27歳の高瀬英子が、「FRaU」では同級生でカフェを開きたい夢を持つがなかなか実現できない住田莉沙がそれぞれ主役。二人の前に現れたのが、高校時代のあこがれの男性があらわれ、二人のアプローチを二誌それぞれの視点で描く。

ドラマでは三人を木村佳乃、瀬戸朝香、谷原章介が演じる。他に莉沙の年下の恋人に内田朝陽、共通の友人の主婦を辺見えみり。


伝説の野球コミック『アストロ球団』ドラマ化

以前ドラマ化か?とお伝えしましたが、本当だったようです。

70年代、少年ジャンプに連載されその破天荒さから人気だった野球コミック『アストロ球団』がテレビ朝日でドラマ化。通常のドラマ枠ではなく8月中旬スタートの深夜30分×18回で放送され、先行して8月上旬からスカパー!でも。

オーディションの結果、主役の球一は『特捜戦隊デカレンジャー』のデカブルー役だった林剛史、中学まで野球をやっており『H2』でもライバル校のエースとして出演。球太には帝京高校で甲子園経験のある関泰章。球五には横浜高校で松坂の一年先輩の上地雄輔と野球経験重視のキャスティング。

ストーリーは実在の名投手・沢村栄治が太平洋戦争中に兵士としていったフィリピンで、その意志を継いだというJ・シュウロ(千葉真一)により昭和29年9月9日午後9時9分9秒に生まれた9人超人たちが集められ野球チームを結成。打倒巨人、打倒大リーグを目指すというものでドラマでも時代設定は70年代のまま。

「一試合完全燃焼」がキャッチフレーズで4年の連載中に3試合しかせず、1年1試合ペース(水島新司作品だとだいたい2、3ヶ月)。試合中に再起不能になるものや切腹するが登場。
折ったバットの破片で守備を攪乱させる「ジャコビニ流星打法」など(アストロ球団だけに)宇宙にちなんだとんでもない必殺技が相次ぐのが特徴ですが、CGひかえめワイヤアクション中心で収録。

8月中旬からテレビ朝日系ということは『熱闘甲子園』と連動するのかもしれません。

山田太一・市原悦子で「死」に向き合う

5月6日放送のフジ系金曜エンタテイメント『やがて来る日のために』の制作発表会見。

市原悦子が在宅医療の訪問看護師を演じ「死」がテーマで介護する妻が一言も口を利いてくれない老人(神山繁)、会社を経営する女性(吉田日出子)、18歳の高校生(上野樹里)などの死を間近にした人たちを担当。

脚本は巨匠・山田太一ですが死をテーマにすることはできるだけ避けていたそうで 「死や犯罪というのは極限の状況です。死を使えばクライマックスはいくらでも作れます。でも、大切なことが何かという輪郭が見えやすい半面、日常生活を取りこぼす恐れもあります」また死の瞬間はあえて書かず「セリフで説明しないで場面だけ見せても、見る方には大体、察しがつくもの。すべてを説明してしまうのは、もしかすると凡庸なことなのかもしれません。今回は見る方の想像に委ねる作りにしたつもりです」 とコメント。

たしかに、両巨頭のもう一方、倉本聰はよく登場人物を殺しますが、山田太一はあまり死をあからさまにしません。

この会見に市原悦子が病気のため出席せず、女性誌で重病説がでていますが、大丈夫なのでしょうか。


近藤真彦の評価はビミョ~

近藤真彦が東京のパレットタウンで安全運転の実技指導イベントに出席。

『エンジン』にレース指導のスーパーバイザーとして参加しているので木村拓哉の演技について質問されると、「いいですね~」。
「レース物は人気が出ないんじゃないかと思っていたけど、レースだけじゃない内容になっていて…さすが」とコメント。

ただし点数をつけると「78点。番組が終わるころには100点になっているんじゃないかな」なかなか、微妙な点数です。


村上弘明『銭形平次』に美山加恋ちゃん

7月4日スタートのテレビ朝日系月曜時代劇は村上弘明主演の『銭形平次』第2シリーズ。

その第二話『きんとき豆と敵討ち十五年』で『僕と彼女と彼女の生きる道』などで人気の子役、美山加恋が時代劇初挑戦の話題。

村上弘明も「平次とお静の子供にしたいくらい」とコメント。昔から子役と動物には勝てません。

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