謎のCM「Apeos」新春から放送されているドラマ仕立ての印象的なCMがあります。会社の経営者らしき男が3人、理髪店で並んで散髪している。A(山田明郷)とB(嶋田久作)はすでに「Apeos」を導入しておりその話題をしているのだが、C(矢島健一)はわからない。はなしの雰囲気から新型のスポーツカーをイメージし、「走りますよね」とはなしに加わるが「Apeosは走らんよ」と笑われる。 場面変わって、ゴルフ場の3人。「Apeos」のカスタマイズについて語るAとBに対して、まだわからないCはゴルフのドライバーをイメージし「飛びますよね」といい、また「Apeosは飛ばんよ」と笑われる・・・ と見終わって富士ゼロックスのCMであるということしかわからず、「Apeos」が具体的製品だかブランドであるかさえわかりません。猛烈に気になって富士ゼロックスのサイトを見に行ってもやっぱりなかなかわかりません。 必死で読みこんでいってようやくわかったのは ・「Apeos」は昨年までの「THE DOCUMENT COMPANY」に次ぐ富士ゼロックスの新しいコンセプト ・製品第一弾はオフィス向けのカラープリンター・コピー・ファックス・スキャナー複合機「Apeos port」 ・それで何ができるかというと、企業のすでにあるシステムを簡単に統合してドキュメントをシステムに入力したり活用したりとりだしやすくしたりする… ことなのかな?と、理解しました。うまく伝わらなかったとしたらガイドもやっぱりわかってないんです。 ということで、このCMは新コンセプト、新製品が「よくわからないものである」ことをわかりやすく?表現しているわけです。 制作したのは「南アルプスの天然水」、田中麗奈の「なっちゃん」、木村拓哉の富士通FMVなどをつくったタグボート。さすがです。 さて、このCMをみてひょっとして元ネタ?と思い出したドラマがあります。『世にも奇妙な物語』シリーズの一編、『ズンドコベロンチョ』(91年)です。 『ズンドコベロンチョ』とは? |