「イマ」じゃなかった月9黄金パターン「いきづまり」と指摘した月9枠は1年間、黄金時代を築いた大多亮Pが現場に復帰、『東ラブ』の坂元裕二、『101回目』の野島伸司といった脚本家とのコンビを復活、『プライド』『愛し君へ』『東京湾景』『ラストクリスマス』とヒットパターンの再来を狙いました。しかし結果は『プライド』は木村拓哉・竹内結子、『ラストクリスマス』は織田裕二・矢田亜希子と実績のある男優にシュンの女優の組合せをもってしても期待ほどの大ヒットではなくヒットどまり、『愛し君へ』『東京湾景』は低迷。かえって月9パターンの限界を見せつける結果となりました。 「プライド筆頭に好調SMAPドラマ」 「王道ラブコメ・ラストクリスマス」 家族とともに普通に生きていく対して「普通に生きていくことの大切さ」を描く路線は今年も好調。『僕と彼女と彼女の生きる道』『てるてる家族』『光とともに…』『ラストプレゼント』、スペシャルの『たったひとつのたからもの』など「家族」要素を加わっているところが今年の傾向です。 『世界の中心で、愛をさけぶ』もドラマ版は二人の純愛中心だった映画、原作よりも家族や友だちとの関係が多く描かれています。 また『新選組!』も幕末という激動の時代を背景に、普通の若者が真摯に生きていく中で歴史の表舞台に躍り出た、というところでこのグループにいれてもいいかな? 「春ドラマ概況:マジメさがいいです『光とともに…』」 「夏ドラマ概況:どう転がっていくか、ラストプレゼント」 |