今年度も絶好調昨年も「ポップに変身!『中学生日記』」で紹介しましたが、今年も『中学生日記』は絶好調です。4月からの新年度ですごい、と思ったのは4月19日放送の『ピース!~ぼくたちの戦争と平和』。毎回、オープニングに出演する中学生たちが実際にしたいこと・夢を語るコーナーで、この回主演の石塚くんはなんと「自衛隊に入って『守りたい』」。ドラマもそれをテーマに進行し、石塚くん演じる主人公は進路相談で「陸上自衛隊の少年工科学校(四年制の陸自版高専)に行きたい」といい、学校生活の中で「自衛とはなにか」について悩むというもの。とどめにエンディングで「このドラマが撮影されたのは3月、石塚くんは、その後中学校を卒業し現実に陸上自衛隊少年工科学校に入学した」とのテロップが…参りました。『3年B組金八先生』でも最初のスペシャルで卒業生が「警察官か自衛官になりたい」といったことから金八先生、桜中学の先生のみならず同窓生まで大説得大会になってしまうのとかなり違います。他のエピソードもある時ははちゃめちゃなまでにコミカルに、またある時は覚醒剤や自殺をとりあげるなどドシリアスに、毎回バラエティにとんだストーリーを展開してきます。ナマ中夏祭りそして夏休み前の7月19日は『中学生日記』史上初の生放送「ナマ中夏祭り」。通常のドラマ形式ではなく『中学生日記』出演の中学生(日記生)の司会で送るバラエティ形式の一時間拡大スペシャル。あらかじめ中学生の一学期の体験談を募集しミニドラマや紙芝居で紹介、電話、ホームページ、携帯から視聴者投票を行いトップのものを実際にドラマ化するというものです。(しかしその募集告知が「中学生日記はネタに困っています!」って…)、その結果、選ばれたのは東京都のみなみさんの『僕たちオトコの子?』。クラスの男子の多くが、女子の制服を着て登校、さらに女子も呼応して男子制服を着て男女よくわからない状況に突入。とどめに水泳の授業で男子が女子のスクール水着を着て…こんなのドラマではあっても現実におこるとは!最終選考を勝ち抜いた 残りの二作品も負けてはいません。『学習室の友情』は登校はできても教室に入ることができない生徒がいっしょにいる学習室の姿を描き、『一日彼氏』は女の子に「彼氏がいないので一日だけデートしてください」といわれてつきあうけど、その後も迫られる、ただし迫られている「俺」も女の子だった…など今の中学生、なかなか刺激的なスクールライフを送っているようです。12次のページへ