木曜日のドラマ
『電池が切れるまで』
放映:テレビ朝日系 木曜21:00~ 4月22日スタート
原作:すずらんの会、宮本雅史
脚本:江頭美智留
演出:藤田明二ほか
制作:川島保男、中込卓也、椿宜和、藤本一彦、五十嵐文郎(チーフ)
主題歌:星村麻衣「ひまわり」
オープニングテーマ:平川地一丁目「君の分まで」
出演:財前直見、陣内孝則、原沙知絵、要潤、吉岡美穂、デビット伊東、黒川智花、成海璃子、野際陽子ほか
子ども病院に入院していた少女が命ある限り精一杯生きよう、とつくった詩とドキュメンタリーを原作に、院内学級の新任教師(財前)の視点から子どもたちの姿を描く。
ドラマの定番要素、病院ものと学園ものを二つまとめてできる設定を、『ナースのお仕事』で病院もの、『ごくせん』で学園ものとそれぞれヒット作を持つ江頭美智留が脚本。重めの設定をどうこなすかがポイント。
ただ裏で『渡る世間』が復活し、また苦しい戦いを強いられるこの時間枠、前作『エースをねらえ!』、前々作『TRICK』と若向け異色路線でそれなりに成功した後、感動路線にがらっとかえてしまうのはどんなもんでしょうか。
『新しい風』
放映:TBS系 木曜22:00~(初回は22:00~23:09)4月15日スタート
脚本:後藤法子、浅野有生子
演出:三城真一、松田礼人、竹村謙太郎
制作:刀根鉄太、貴島誠一郎(チーフ)
主題歌:笹川美和「金木犀」
出演:ともさかりえ、吉田栄作、段田安則、新山千春、小田茜、高杉瑞穂、高知東生、山下真司、市毛良枝、寺田農、伊藤蘭、野際陽子、橋爪功、植木等ほか
子連れの政治部の新聞記者(吉田)と平凡な結婚をしたつもりの真子(ともさか)だったが、夫は番記者をつとめる大物政治家(植木)にスカウトされ選挙に出馬することに…
かつて『ずっとあなたが好きだった』『ダブルキッチン』などのヒット作を連発した貴島プロデューサ、TBS系の新制作会社・ドリマックスの中心として現場復帰しましたが、『エ・アロール』『奥様は魔女』と結果がでませんね。政治ドラマというのもいままであまり成功例がないむずかしい素材(現実の方がすごいから)ですが、どう料理してきますか。
ところで『電池が切れるまで』と続けて見ると二時間連続して野際陽子を見ることになります。
『離婚弁護士』
放映:フジテレビ系 木曜22:00~(初回は22:00~23:09)4月15日スタート
脚本:田渕久美子、林宏司
演出:光野道夫、田島大輔
制作:長部聡介、瀧山麻土香
主題歌:hitomi「心の旅人」
挿入歌:ノラ・ジョーンズ「ホワット・アム・アイ・トゥ・ユー」
出演:天海祐希、玉山鉄二、ミムラ、佐々木蔵之介、久我陽子、陣内孝則、津川雅彦、竹野内豊(1話ゲスト)、宮崎美子(1話ゲスト)、中越典子(2話ゲスト)ほか
海外の企業とも仕事するバリバリの渉外担当女性弁護士(天海)は満を持して独立。しかし元の事務所の妨害で、寄せ集めスタッフで離婚訴訟など地味な仕事をするハメに。生身の人間を相手にすることにより人間的に成長する姿を描く。
一言でいうと『恋ノチカラ』の男女逆・弁護士バージョン。『さくら』『女神の恋』など仕事と恋愛とコメディとバランスよく組み合わせるのがうまい田渕久美子がどう見せてくれるか。
ところで『電池が切れるまで』と続けて見ると二時間連続して陣内孝則を見ることになります。