
そしてそのパターンを抜け出せないのは、日本社会、特に景気が変わらなかったから。ガイドの持論としてドラマの全体的傾向は景気によって変わる、と思っています。
『抱きしめたい!』に代表されるいわゆる「トレンディドラマ」というのはバブル末期という環境だからできたものだし、『東ラブ』『101回目』の91年は湾岸戦争がありバブル崩壊を起こした年。その後、デフレ不況が続いたからドラマも変われなかった、と見ています。(ドラマと景気の関係についてくわしくはまた後日書きたいと思います)
そして今年、この記事にあげたドラマでは月9モデルを打ち破り始めたような気がします。しかし来年1月からの月9、木村拓哉主演の『プライド』は『101回目のプロポーズ』の大多亮プロデュース、野島伸司脚本のコンビで91年体制の逆襲もあなどれませんが。
しかし「ドラマが変わりはじめた」とすると、逆にいえば景気も転換点を迎えたんじゃないか、という日本一わけのわからん景況判断で記事のシメとしたいと思います。
(なお信用して勝負にでても決して責任はとりませんのでそのつもりで!)