TBSチャンネルの番組を見ていて特徴的なことに、途中に風景映像などのインターミッションが入っていることがあります。これについてユーザの方から、有料放送なのに自社CMを入れている、そうでなければコピーガードでけしからん、というメールをいただきました。
ガイドはTBSの本放送時にCMが入っている部分にバランスをとるために入れているだろうと思って見ていましたが、真意をTBSチャンネルに確認してみました。
だいたい思った通りの回答でした。
大意「地上波民放ではCMが入っている場所をカットしてつないでしまうと、制作時にはそこを間と考えて演出しているのに計算が違ってしまいます。また最近の演出技法でCM後にCM前のシーンを繰り返す場合があり、その場合はノーカットでは不自然になります。そのため編集の手をいれないようにこのようにしています」との回答でした。
ユーザの方からは、ノーカットがだめならシロミでつなげばいいじゃないか、との意見もいただきましたが、白くつなぐのは『男たちの旅路』の時に開発された「ホワイトアウト」という演出技法で、また別の意図が入ってしまいます。
ただ、TBSチャンネルのインターミッションは最初は風景映像だけで、最後にTBSチャンネルのロゴと声が入るというもので、たしかに最初の方はドラマ部分と混同する場合もあります。そのあたりは改善要でしょうと、TBSチャンネルには伝えておきました。TBSチャンネルからも今後も検討を重ね改良していきたいと回答をいただいています。
ところで、7月のスカパー!2での登場からわずか3ヶ月でスカパー!にも登場という異例の展開です。これはデジタルBSが普及している予定で始まったスカパー!2が予想を下回る契約者数で、これでは商売にならない、ということが原因でしょう。
8月のスカパー!2契約数は18602人。おそらく10月時点でも2万人強と予想されます。そうするとその中でTBSチャンネルは数千ぐらい。月あたりの料金が700円だから…
過去のライブラリや権利関係を整理するのがたいへんそうなわりにはとても儲かりそうにありませんね。スカパー!へ展開するために新たな費用が発生するにしても、契約者数を増やしたくなるのもわかります。
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