2006年の発売以来、そのコンセプトをもとに建てられた住宅までがある『頭のよい子が育つ家』という本があります。今回はその本の著者、四十万靖先生に頭のよい子が育つ食卓作りについて伺ってきました。

頭のよい子が育った家庭の共通項

牛
お笑い芸人はなわ邸も指南したテレビでもおなじみ、「頭のよい子が育つ家」。
四十万先生の著書、『頭のよい子が育つ家』ではこんな法則が紹介されています。一流中学に合格したお子さんの家庭を調査した結果、出てきた法則が、

「成績のよい子は勉強部屋ではなくて食卓で勉強していた」

ということ。これは彼らに勉強部屋が与えられていたにもかかわらずです。事実、一流中学→高校→東大法学部→官僚という絵に描いたようなエリートコースをたどっているガイドの友人も、勉強は食卓やリビングでしていて、自分の部屋ではしていなかったとのこと。これは子供の頃だけではなく、大学に入ってから、国家I種試験の受験勉強の際も変わらなかったそうです。

なぜ成績のよい子供に勉強部屋ではなく、食卓で勉強する子が多いのか? そこには、お母さんとのほほ笑ましい信頼関係というコミュニケーションがありました。

成績がいい子は、母子コミュニケーションが頻繁

牛
コミュニケーション論が四十万先生の専門。それはビジネスの場でも活かされています
頭のよい子が育った食卓では、どんな料理が出されていたのでしょうか? メニューはいろいろあります。肉じゃがだったりミネストローネ、豆腐ハンバーグなど。特に高級食材が使われている料理でもなく、目新しいお料理というわけではありません。 なぜこれらが成績の良し悪しに関係あるのでしょうか? 四十万先生に伺いました。

「それぞれの料理に子供たちは思い出を持っているんですね。これは『頭の良い子が育つ家』の構造やコンセプトにも関係してくることなのですが、私が調査した結果、成績の良い子が育った家庭というのは親子、特に母子コミュニケーションが実によく図られている家庭であることが特徴です。子供たちにとって母親がそばにいる環境で勉強することが『安心』に繋がっていたり、『親に褒めてもらいたいから頑張る』など親が好きで、親に認めてもらいたいという憧れや尊敬を含めた『頑張り』を持っていたケースが多いですね。食卓の思い出に登場するメニューは料理だけでなく、コーヒーなどの場合もありましたよ。これは父親との食事の時間をあまりとれない家庭で、家族が食卓でコミュニケーションをとるために夜のコーヒータイムというのを父親の帰宅時間にあわせて作っていたんですね」

なるほど! しかし現代では親子のコミュニケーションが希薄だったり、仕事を持つ女性が増えるなど、子供の勉強時間に食卓の側にお母さんがいられない環境のご家庭もあります。現状、理想的な環境がない場合、どのような働きかけをすれば「頭の良い子が育つ環境」が用意できるのでしょうか?

>>次は解決策についてご紹介します!>>