生トマトよりもトマトジュース!?
唐沢先生一押しのトマトジュースは先生が「どっちの料理ショー」にも推薦した「キャロル7」。ミニトマトのトマトジュースです。(問い合わせ先:どさんこねっと浦臼観光公社 |
「生のトマトを食べるよりもトマトジュースを飲む方がものすごく得なことがあるんですよ。」
フレッシュのものよりも加工されたものの方がいいんですか?実はこれリコピンと加熱の関係に答えがありました。なんとリコピンは過熱されることによって生の状態の時の約3倍に量が増えるのだそうです。最近は1缶に対してリコピンがトマトの何個分などと表示してあるものが増えています。ですから加熱処理されているものは既にリコピン量がたっぷりと増えた状態で売られていますし、非加熱のものはスープなど温かくして食べることで表示の3倍に増えると考えるととてもお得だということなのです。
トマトというのは生以外に加工品もたくさんあります。そしてそのほとんどが加熱処理されたものです。加熱によってビタミンCなどは破壊されてしまいますが、逆にものすごく抗酸化作用のあるリコピンは増えているわけですからトマトは生でも加熱しても栄養価が高いので重宝ですよね。
調味料としてのトマト
唐沢先生のキャラクターにもなっているクマト。かわいいですね。 |
「僕はみなさんにぜひ、トマトを調味料としても使ってもらいたいと思っているんです。」
これはトマトケチャップやトマトピューレなどの加工品はもちろんのこと、トマト本体もぜひ調味料の一つとして使ってもらいたいということだそうです。前ページでもご紹介しましたがトマトには旨味成分であるグルタミン酸が豊富です。これは昆布やシイタケなどダシを取るのにつかわれる食材に含まれている旨味成分と一緒です。ですからご飯をトマトジュースで炊いたり、お味噌汁のダシとしてトマトジュースを使ったりといった脇役としての使い方もぜひ、チャレンジしてみてください。
ちなみに唐沢先生の一押しは「トマトのおでん」。作り方はトマトを丸ごと、おでんの具として入れておくだけ。加熱されることで皮がパカっと割れますのでわざわざ湯むきしなくても皮が外せますし、トマトからいいダシが出て、更にトマトもおでんの汁を吸って相互にとても美味しくなるのだそうです。最近は夏おでんといって冷やしのおでんもはやっていますからそういった食べ方でもトマトおでん、おいしそうですよね。