お母さんにとってはお肌の乾燥、目じりの乾燥が気になる季節ですね。では、子どもにとってはどうでしょう?本来、子どもというのは大人に比べて非常に肌の保湿力があるものですが、最近はアトピー性皮膚炎など皮膚炎に悩んでいるお子さんも多いですね。そういったお子さんにとっては乾燥の季節は、湿度の高い季節に比べて痒みが増す季節。痒みというのは痛みよりも辛いといいます。今回は、そんな痒みの症状をどうやって改善するかについてご紹介していきます。
秋の味覚は体を潤す味覚
秋の味覚、梨はお母様の美肌にも、お子さんの健康にも強い味方! |
例えば、果物を例に挙げると、あんず、柿、いちじく、ぶどう、梨など。他の食材では、百合根やれんこん、白きくらげ、イカ、豚肉なども体を潤す効果を持っています。
食生活で体質改善を!
残念ながら上記にあげた食材を食べたからといって、すぐに症状が治るということは断言できません。これは薬による治療でも、人によって治癒に関する時間や状態が違うのと一緒です。しかし、少しでも体を潤すものを毎日食べる生活と、そうでない生活が1ヶ月続けたと考えたらどうでしょう?そこには必ず違いが出てきます。これが3ヶ月続き、1年続きすると更に大きな違いが出てきます。「なんて時間のかかること……」と思われるかもしれませんが、「食」養生とはそのようものなのです。はっきりいえば、時間がかかるのです。
焦らず急がずお医者さんから処方されたお薬と合わせ、毎日の食生活に体を潤す食材を取り入れ、お子さんに作ってあげてみてください。「塗り薬の量が少し減ったかな?」「体を掻いていることが減ったかな?」と、そんな「あれっ?」レベルの小さな変化が見えてきたら、少しずつ効果が出てきた証拠。ぜひ実践してみてください。