牛乳が捨てられるという現実
一農家で、1日50万円分の牛乳を捨てているところも…… |
牛乳は、食糧自給率の低い日本で国内生産自給率100%を誇る数少ない食品。原因の一つに、春休みによる給食の停止というのがあるそうですが、それ以外に牛乳や乳製品の摂取量が減っていることもあるのだそう。もちろん、酪農家の方がこの事態を嬉ぶはずがありません。「牛乳を捨てることは、とても辛いことなんです……」とも、聞きました。
しかし牛乳は、人間の都合にあわせてその量を減らすことは出来ません。お乳がはっている牛から搾乳しないと、牛が乳房炎という病気になってしまい、最悪の場合は死んでしまうとのこと……。どうしてもお乳を絞らなければならないのです。
カルシウム不足の日本人。お子さんもキレやすくなってませんか?
牛乳や乳製品はカルシウム摂取に役立つ食品。日本人はこのカルシウムが慢性的に不足しているといわれています。ご存知かもしれませんがカルシウムは骨を作る働きをし、成長期のお子さんはもちろん、思春期のお子さんにとっても大切です。特に閉経後、カルシウムの吸収率が下がってしまう女性は、成長期や思春期にどれだけ多くのカルシウムを吸収できるかが大切になってきます。また、筋肉を動かすのにもカルシウムが必要。神経の興奮を抑える作用もカルシウムがしてくれます。イライラしたり、キレやすい人は、カルシウムが不足しているのかもしれません。
若くても骨粗しょう症に!
骨粗しょう症。老年の方に顕著な症状と思っていませんか?これは若い人でもなる可能性があります。人間の体の中では、血液中のカルシウム量は一定というルールがあります。そこで、血液は血中のカルシウムが足りないと、骨からカルシウムをどんどん取っていきます。人間の体内ではカルシウムを作ることはできないので、骨のカルシウムが血液の中に溶け、骨がスカスカに。これが骨粗しょう症。よって、年齢にはあまり関係ないんですね。
カルシウムを食生活に積極的に取り入れること。とても大切なんです。