お箸はどのように置く?
お箸は右利きの場合は右から左ですが、左利きの場合は左から右へ並べてくださいね。 |
まず、お箸はどのように置くかご存知ですか?右利きの人は、箸の先端を左にして置きます。左利きの人は逆。簡単ですね。
お茶碗、どこに置きますか?
正しいお膳立ての配置写真。お茶碗が左、お椀は右に。お椀の蓋はお敷(おぼん)の右上外に上向きにして置きます |
魚の頭は左向き!
魚の配置にもルールがあります。お頭つきの魚は、「頭を左側に、腹を手前に」と覚えてください。切り身の場合には、皮を奥にします。お皿にも向きがあります
お醤油やソースを片口に入れると食卓がちょっとよそ行きになります |
和食の基本は、一汁三菜
余談ですが、家庭の和食というのは「本膳料理」という、日本古来の食事形式から簡略化されたものが継承されています。本膳料理は、形式にのっとり料理が載せられてたもので、その中心におかれるお膳を「本膳」と呼びます。そして、この本膳における食器の置き方が、現在、「お膳立て」と呼ばれる食器の並べ方の基本になっています。本膳料理の基本は「一汁三菜」。その内訳は、「お椀」「ご飯」「香の物」「なます」「焼き物」「煮物」から「ご飯」「香の物」を除き、簡略化されたのが一汁三菜です。今では、「主食(ご飯)」「汁」「主菜(焼き物など)」「副菜(常備菜など)」「副々菜(お漬物)」という構成になっています。
これ以外に「汁」と「丼」、もしくは「汁」「主食」「主菜」で構成された一汁一菜や、「主食」「汁」「主菜」「副菜」で構成された一汁二菜という形式も、今ではポピュラーな献立になっています