夜尿症の治療法は?
治療法は原因によって違いますが、専門の医療機関にかかれば、それほど治療は難しくないことが多いようです。医療機関では夜尿症のタイプを診断して、それに応じた治療をします。夜尿症のタイプには、以下の3つがあります。
- 夜間の尿が多い
- 尿をためる機能が未熟
- 上2つの混合型
家庭での方針は「焦らない」「怒らない」「起こさない」。親があせったり夜に起こしたりしても夜尿症は治りません。親の焦りが子どもに伝わると余計にストレスになってうまくいかないようです。それよりも、子どもがストレスなく過ごせるように暖かく見守ってあげましょう。
医療機関にかかるのは?
小学生になっても夜尿があるようなら、小児科医に相談してみましょう。それ以前でも心配な場合は、一度医療機関を受診してみることをおすすめあします。宿泊のある行事の前など、子どもも不安だと思います。相談して「治るから大丈夫」と言ってもらうだけでもずいぶん気が楽になるものです。考え込まずに、積極的に医師に相談してみましょう。夜間、睡眠中に抗利尿ホルモンというホルモンが分泌されて、尿を濃縮して量を減らします。このため夜間は昼間よりも尿の量が少なくなるのです。この抗利尿ホルモンの分泌が少ない場合、夜間の尿が多いタイプの夜尿症になるので、ホルモンを補う治療が効果的です。
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。
<参考リンク先>
夜尿症診療のガイドライン(日本夜尿症学会)
夜尿症(土川内科小児科)
夜尿症対応マニュアル(日本小児心身医学会)
夜尿症ナビ