突発性発疹って、どんな病気?

Q:うちの8か月の子供が突然39度の熱を出しました。あわてて病院へ連れて行くと、「突発性発疹です」と言われました。「高熱の時には解熱剤を使ってください」とのことでしたが、それ以外にお薬を使わなくてもいいのでしょうか?そもそも、「突発性発疹」とはどういう病気なのでしょうか?また、家でどのような手当てをすればいいのでしょうか?教えてください…。

A:お答えします。突発性発疹はヒトヘルペス6型というウイルスによって起こる病気です。他にヒトヘルペス7型ウイルスによっても同じような症状が起こります。6か月から1歳未満の乳児がかかる病気で、生まれて初めての発熱の原因であることが多いのです。

症状・合併症は?

熱が下がってから発疹が出ます
熱が下がってから発疹が出ます
突然38度から40度くらいの発熱が出ます。熱は3~4日間続き、熱が下がると同時に赤いブツブツが出ます。ブツブツが出るまでは熱しか症状がありませんから、それだけでは診断がつきません。

一つの特徴は、高い熱が出る割には元気な点です。ぐったりしていたり元気がない場合には髄膜炎など、他の病気の可能性があります。高熱が出たときには念のため、医師の診察を受ける方がいいでしょう。

突発性発疹の合併症はそれほど多くありません。脳炎や肝炎などがありますが、いずれも極めて稀なものです。ただ、高熱が出ますから熱性痙攣を起こすことがあります。

治療法・家庭でのケアは?

突発性発疹ウイルスを退治する薬はありませんから、自然に治るのを待つことになります。高熱が出る場合には解熱剤を使うことが多いです。家庭では安静にさせ、水分を充分摂らせましょう。

熱性痙攣が起こったときは痙攣のページに書いてあるようにあわてず、しっかり様子を観察して。熱性痙攣であればほとんど心配はいりませんが、痙攣が15分以上続くときや短時間に痙攣を繰り返すとき、もしくは痙攣の強さや目の向き・頭の向きが左右で違ったり身体の一部だけに痙攣が起こるときは救急車を呼ぶなどして、すぐに医療機関にかかるようにしてください。

予防接種は?

突発性発疹はそれほど重症にならず治ることがほとんどで、予防接種はありません。また、他の予防接種を受ける場合には、治ってから1か月あけましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。

<参考リンク先>

突発性発疹(かのうクリニック)

突発性発疹(土川内科小児科)

初めての熱!突発性発疹(ちびいく)
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