「長い目で見る」が健康管理の要!

本田美和子先生
「Dear DoctorS ほぼ日の健康手帳」を作成した 国立国際医療センターの本田美和子先生
「病気の子どもと自分の健康、どちらを優先するべきでしょう?」そんな問いに、国立国際医療センター戸山病院の本田美和子先生は「子どもの健康を守るために親が倒れてしまっては、そのあとの子どもの成長を支えられる人がいなくなってしまいます。子どものためにも、一時的な気持ちよりも長い目で見て、家族の健康を管理することが大切です」と答えてくださいました。

本田先生はほぼ日刊イトイ新聞「お医者さんと患者さん」でも病気にならないための工夫や予防医療の大切さを唱えています。そして昨年、「大人の母子手帳」のような存在として「Dear DoctorS ほぼ日の健康手帳」を作成されました。

「健康手帳」で健康管理をはじめましょう

健康手帳
手帳にはさんでいれば、健康管理が気軽にできる
「自分の健康を考えるのは、病気になってから。」そう思う方も多くいらっしゃるかと思います。ですが、実際に病気になったあとの通院には医療費も完治するまでの時間も余分にかかってしまいます。予防医療は病気になる前に、自分の体が今どんな状態なのか、どんな傾向があるのかを知っておくことをすすめています。

とはいっても、自分ひとりでは何をどうチェックしたらいいのか分からないですよね。そんな時、立ち止まって自分の体を知り、健康状態を把握するためのツールが大人のための健康手帳「Dear DoctorS」なのです。ここには身長・体重・アレルギー・自分や家族のこれまでにかかった病気の記録が書き込めます。

実際に診察を受ける時間は限られていることを考えると、これらの情報を的確にまとめておくことで、自分の健康に関する問題をうまく医師に伝えることができ、治療や予防に役立てることができます。

「私たち医師は、基本的に『患者さん』になった人としか出会う機会がありません。『Dear DoctorS』は医師と健康な人との大切な架け橋。病気になる前も、なってからも、自分自身を大切にしてほしい。自分の体を守ることが、大切な人を守ることにつながるのです。そして最終的には、健康を実感して毎日を暮らせるようになるといいなと思います」と、本田先生は健康管理の大切さを伝えます。

子どもが病気のときはママの底力の見せ所。汗をかいた衣服を着替えさせたり、栄養のあるものを食べさせたり、子どもがしっかりと静養できる環境作りに徹底しましょう。ママの重大な任務を思い出し、そのための体力の配分を考えることが家族の健康管理の要なのです。

当たり前だと思っている健康は、体が上手に機能をしてくれているからで、実は奇跡的なことなのです。転ばぬ先の杖が、家族の健康を支えます。これを機会にママの健康を見直し、家族の健康管理を始めてみませんか?



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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。